こんにちは、アナログゲームマスターあだち先生です。みなさん、夏といえば海やキャンプなど、屋外アクティビティーを楽しむ方が多いと思います。そんなアナログゲームの出番がなさそうな夏に、ぜひ遊んでいただきたいゲームをご紹介したいと思います。
アナログゲームが流行っている昨今、修学旅行や社内旅行などでもアナログゲームを持って行きたい人が増えており、実際に「どんなゲームを持っていけばいいですか?」という質問がとても多いです。
アナログゲームの楽しさを知っている人ならば、「夜中に飲みながらゲームするなんて絶対楽しい!」と、盛り上がることを頭の中で想像できます。が、アナログゲームで遊んだことがない人が1人でもいる場合、「どんなゲームを選ぶのか」が、とても重要になってきます。
人によっては「ゲームしよう!」という誘い文句は、面倒に感じたり、もしくは、ゆっくり飲みながらみんなでおしゃべりをしたかったりするかもしれません。
温度差が生じないように「今夜は、全員でアナログゲームを遊ぶ!」という共通認識があった方がいいと思いますので、事前のお知らせがオススメです。
しかし、それでも酔っ払って盛り上がっている人たちをまとめるのは、とても大変。
ゲーム選びを間違えてしまうと「酔っ払っててルールが理解できなかった」「なんか長く感じた」「ゆっくり話したかった」などなど、クレームの嵐になるかもしれません! 楽しい思い出がアナログゲームでさらに楽しいものになるように、今回はゲームと合わせて、どんなゲームを選ぶのがいいのか、選別ポイントも一緒にご紹介したいと思います。
アナログゲーム未経験の人と遊ぶ際のポイント
1.持ち運びやすいもの
持ち運びに便利なコンパクトなものを選びましょう。どんな場所でも、サッと出して遊べるように、カバンにそっと忍ばせておくのがオススメです。
2.ルールは簡単なもの
上記に述べたように「面倒だな」って思われたら最後、遊ばれないことだってあるかもしれません。サッとルール説明をして、アナログゲームの世界に引き込みましょう。
3.みんなの好みに合わせたもの
当たり前ですが、参加者さんの好みを知ったうえでゲームを選びましょう。パッとルールがわかる簡単なゲームで食いついて興味を持ってきたら、次のステップとして少し頭を使うゲームをするなど、慣れていない人を巻き込むには工夫が必要です。
この3つを兼ね備えたゲームなんて、あるの……?
あるんです! しかも、夏の長い夜にぴったり。そんなゲームを今日はご紹介!
一夜で終わる人狼
「人狼」というゲームをご存知ですか? テレビ番組にもなった有名なコミュニケーションゲームです。
ある村に人狼が住みついてしまいました。見た目は村人なので誰が人狼なのかは、わかりません。人狼は夜になると、村人を1人ずつ食べていきます。いったい、誰が人狼なのか、村人たちは昼間に話し合いをして、1人ずつ処刑をしていきますが、誤って村人を処刑することもあります。
疑心暗鬼になりながらも、相手の話に矛盾を見つけ、人狼を見つけ処刑し、平和な村を取り戻すことが村人の目的。人狼は村人を全員食べることが目的です。
これが「人狼」の大まかなルールです。ただ、いざ遊ぶとなると大人数が必要だったり、ゲームに参加できない司会係が必要だったりします。途中脱落するシステムがあるので離脱してしまうと、ゲームの勝敗がつくまで暇に感じることも。
そこでオススメしたいのが「ワンナイト人狼」です。
本来の「人狼」は10人以上いるのが好ましいのですが、ワンナイト人狼は3~7人と大人数でなくても遊べます。そして、名前のとおり一夜でゲームが終わります。1回のプレイ時間が短いので、何度も何度も遊んでしまうのです。
詳しくルールを説明しましょう。
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