毎年1000以上発表されるアナログゲーム
こんにちは、アナログゲームマスターあだち先生です。
アナログゲームの大規模な展示会がドイツ、そして日本でも開催されているのをご存知でしょうか?
10月にドイツではアナログゲーム最大級の式典「エッセンシュピール」が開催されました。エッセンシュピールは世界中が注目するインディーズ・メジャーの新作ゲーム発表の場でもあり、実際に遊んで楽しめて、購入もできます。年1回開催されるこのイベントは、4日間で動員数18万人を超え、どこへ行ってもゲームを楽しそうに遊んでいる人たちであふれかえっています。
日本では11月に、ゲームマーケットが東京ビッグサイトで開催されました。春と秋の2回あるのですが、いつも新作ゲームを求めて長蛇の列ができます。遊ぶことを目的にした人よりも、多くの人が購入を目的にしていて「今日の戦利品」という名で、購入したアナログゲームの写真をSNSで数多く見ることができます。
年々メディアでもアナログゲームが多く紹介されて、アナログゲーム人口が増えていますが、なんと比例するようにゲームを実際に作るゲームデザイナーも増加傾向にあります。
ドイツにはアナログゲームを生業にしている方が多くいます。ルールを考える作家や、イラストや箱などのデザイナーなど有名人も多くいます。日本でもゲームデザイナーという方はいますが、ここ数年で劇的に増えました。学生サークルや個人、企業などさまざまな形で多くの人たちがアナログゲームを作っています。
国内外問わず毎年多くのゲームが生まれ、発表されるのですが、その数は1年間に1000タイトルを超えます。
日本製が評価されるのはコンパクトさ
そして、世界でも日本のゲームは人気があります。しかも、デザインやゲームの内容だけでなく、意外なところが評価されているのです。
それは、コンパクトさです。
海外のゲームは、コマやボードなど見た目が派手なものが多いため箱が大きめですが、日本のゲームは持ち運びに便利でデザイン性にも優れているという点で評価が高いです。
コンパクトなゲームだと、気軽に友達の家に持って行きやすい、飲みの場でパッと出しやすい、結果として遊びやすくなり使用回数が増えるわけです。
両手で抱えないといけないほどの大きな箱で、重量もあるゲームをわざわざ持って行く負担を考えると、コンパクトなことはゲームを普及させる側である私のような人間としてはとても助かりますね。
ということで、今回はゲームのコンパクトさだけに注目してみました。持ち運びに便利なゲームのご紹介です(大きさがわかるように今回の写真は、すべて名刺を置いて撮影しました)。

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