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MCコジマのカルチャー編集後記第288回

モカコーヒーとカフェモカの“モカ”問題

2017年10月16日 08時00分更新

文● モーダル小嶋/ASCII

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 今回はコーヒーの話です。「知ってた? モカコーヒーとカフェモカの『モカ』は別物」という記事が読まれていました。恥ずかしながら、筆者もよくわかっていなかったです。

 まず、モカコーヒーの“モカ”は、コーヒー豆の収穫産地を指すブランドです。15世紀から17世紀にかけてコーヒー豆の積出港として栄えたイエメンの都市・モカに由来します。そのモカから抽出したコーヒーがモカコーヒー。

 「イエメンはともかく、エチオピア産までモカと呼ばれるの?」と思われそうですが、モカ(ややこしいですが都市の方です)の港からは、対岸のエチオピア産の豆も一緒に輸出されたため、あわせて“モカ”コーヒーと呼ばれるそうな。

 ちなみに「コーヒー・ルンバ」の歌詞にも出てくるモカ・マタリ(Mokha Mattari)はイエメン北西部の高地産のコーヒー豆。一方、エチオピア産は、シダモ、ハラー、ディマ、レケンプティなど、収穫地名をつけて販売されることが多いそうです。

 対して、カフェモカの“モカ”はチョコレートクリームとスキムミルクを加えたエスプレッソのことを指します。こちらはコーヒー豆にモカを使用するという決まりがありません。

 ここで気になるのは、どうしてこのチョコレート風味のコーヒー飲料(と呼べばいいのか)が「カフェモカ」と呼ばれるようになったか、ということです。

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