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MCコジマのカルチャー編集後記 ― 第236回

なぜヘルシオは生卵をあたためても爆発しないのか

2017年07月07日 08時00分更新

文● コジマ/ASCII

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 電子レンジで、殻付きのまま、卵を加熱するとどうなるでしょうか。爆発する? 正解です。

 生卵をそのまま電子レンジで加熱すると、普通はレンジ内で破裂します。まず、卵の中心部から加熱されることで黄身の水分が蒸発します。黄身は白身と殻に包まれているので、外気よりも高圧になり沸点が上昇。そのまま熱によって体積が増加し、一気に白身と殻を押し破ります。すると今度は、外気に触れることで黄身は急激に減圧。黄身の中の水分が一気に蒸発気化し、水蒸気爆発が起きるのです。

 生卵をレンジで爆発させるといえば、「探偵!ナイトスクープ」という番組の「謎の爆発卵」回を思い出す人も多いでしょう。友人が、電子レンジで卵を温めてゆで卵にしてかじった瞬間、卵が大爆発したという。本当かどうか調査してほしい……そんな内容でした。

 これは怪奇現象でもなんでもなく、普通にあり得ることです。なぜかというと、卵が破裂する前に取り出した場合にも、白身に包まれた内部に、沸騰せずに残留している水分が存在しているから。つまり、殻をむいたり、口に運んだりしたときに黄身が外気にさらされれば、それをきっかけに爆発する可能性があるのですね。

 ともかく、探偵!ナイトスクープの爆発卵の回は大きな話題となり、関西を中心に「卵を電子レンジで加熱するのは危険」という知識が広まりました。筆者もその1人で、一人暮らしを初めてからも、生卵を殻付きのまま加熱したことはありません。

 ところがどっこい、シャープのウォーターオーブン「ヘルシオ」最新型を取材した家電担当の盛田さんから、とんでもない話を聞いてしまうのです。

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