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こだわり部隊の本音「ジサトラ 完全版」第9回

最近はPCの起動画面を見るだけでちょっとドキドキします

Core i7-4790Kの殻割りOCで空冷5GHz・1000cb達成を目指す

2016年08月29日 12時00分更新

文● ジサトラショータ/今週の研究員

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 どうも、ジサトラショータです。前回の僕の担当回では、私物のCore i7-4790K(4GHz、ブースト時4.4GHz)をオーバークロックし、無事5GHz動作させることに成功しました。しかし5GHzでベンチを完走したものの、CPU温度が高くなりすぎて『CINEBENCH』のスコアーが伸びず、1000cbを達成できなかったのが心残りです。

 空冷とはいえ、すでに高級なCPUクーラーを使っているため、これ以上温度を下げるなら冷却性能の高い本格水冷の導入、あるいはCPUのヒートスプレッダーを剥がしてTIMを液体金属に塗り替える、いわゆる殻割りが視野に入ってきます。

 どちらも一定のリスクはありますが、本格水冷の導入はかなり大がかりな作業になる上、いろいろ余計なものにまで手を出して激しく散財しそうな気がしたので、今回はCPUの殻割りで温度を下げ、Core i7-4790KでCINEBENCHスコアー1000cbを目指すことにしました。

ジサトラ完全版:今週の研究員

ジサトラショータ
 ジサトラの新人。趣味はオンラインゲームだが、毎日のようにログインしては友人とロビーやマップでチャットばかりしている。急にATX電源ケーブルのスリーブ化に挑戦したり、自宅PCのオーバークロックを始めたり、PC自作のために7000円超えのドライバーを購入してみたり、やることに節操がない。

CPUを万力で挟んではいけない←本当でした

殻割り、たとえばこんな感じにやっていきます。これはカッターやカードでシール材を落とす、いわゆる『カッター法』ですね。中のダイやチップ、基板を傷つけるとアウトです

 オーバークロック時の温度対策として知られる殻割りですが、基板に接着されたヒートスプレッダーをダイから無理やり引き剥がすため、うっかり失敗するとコア欠けやチップコンデンサーのショートでCPUが即お亡くなりになるという、故障と隣り合わせのリスキーな手段でもあります。当然保証も効きません(OCした時点で保証は効かなくなるんですが)。メジャーな方法としては、ヒートスプレッダーと基板の間にカッターやカードを滑り込ませてシール剤を削り取る方法、万力やあて木などを使い、横方向の力をかけてヒートスプレッダーをずらす方法などがあります。

 ふたつの方法のうち、カッターはより基板やダイを傷つける危険度が高い……なんて噂を聞いたので、僕ははじめ万力を用意して殻割りに挑戦しました。万力の片側に基板、もう片側にヒートスプレッダーをあて、外れた時に吹っ飛ばないようしっかりマスキングテープで養生して、ドライヤーで温めつつ締めあげていきます。

 ……が、力をかけても全然ヒートスプレッダーが外れません。ドライヤーの温めが弱い気もしたのですが、何回か試しても、まったく外れる気配なし。カッター法に比べて安全なものの、やや外しにくいという話は本当だったようです。ちょっと強めにいってみるかーと思い力をかけたところ、あろうことか、基板の端にちょっとした傷をつけてしまいました。

 CPU終了のお知らせかと思い、慌てて殻割り作業を中止して再度PCを組み直すと、なんとか無事に起動。某他媒体さんに掲載された「CPUを万力で挟んではいけない」という先人のありがたい言葉を思い出して反省するとともに、割と怖くなってきたので追加コストをかけて安全策を取ることにしました。

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