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訪問歯科DX「オクチミル」正式リリース。全国2.2万の在宅サービス実施歯科を起点に、“口腔ヘルスデータ基盤”の構築へ

PR TIMES

オーガイホールディングス株式会社
堺市のスタートアップ実証から約2年。AIで訪問歯科の業務課題を解決し、歯科・介護・家族をつなぐSaaSから、口腔データ×AI×医療MaaSによる次世代ヘルスケアプラットフォームを目指す

 オーガイホールディングス株式会社(本社:大阪府堺市、代表取締役CEO:野田真一、代表取締役CMO:長縄拓哉、以下「当社」)は、訪問歯科・口腔ケア領域のDXプラットフォーム「オクチミル」を正式リリースしました。
オクチミルは、訪問歯科で発生する訪問予定、患者情報、診療記録、帳票、多職種連携、施設・家族への情報共有を、「一人の患者」を中心に一つにつなぐクラウド型SaaSです。
コンセプトは、
「書類を減らす。ケアを増やす。」
AIや音声入力を活用して歯科医師・歯科衛生士の入力・帳票業務を支援することで、専門職が「人にしかできない診療や口腔ケア」に使える時間を増やします。
訪問歯科というリアルな医療現場を起点に、歯科医院、介護施設、ケアマネ、訪問看護、ご家族をつなぎ、将来的にはそこから生まれる経時的な口腔ヘルスデータを医療・介護・予防・研究へ活かす情報基盤に成長させることを目指します。





高齢化で訪問医療の需要は増える。一方、現場を支える人材には限りがある
全国の歯科診療所は2024年時点で66,378施設あります。さらに、在宅療養支援歯科診療所1は2,154施設、同2は6,888施設で、計9,042施設。在宅療養支援歯科診療所1では、1か月当たり平均49.6人に歯科訪問診療が行われています。

高齢化とともに在宅医療需要の増加が見込まれる一方、訪問歯科は外来診療と異なり、「患者を診る時間」以外にも多くの業務が発生します。

訪問先の調整、移動、スケジュール管理、職種間の引き継ぎ、診療記録、居宅療養管理指導などの帳票作成、施設への報告、ご家族への説明。
その多くが、紙、Excel、電話、FAX、PDF、複数のシステムに分散しています。

厚生労働省が2025年11月時点の速報値として公表した調査では、在宅医療に係る多職種連携でICTを活用している在宅療養支援歯科診療所は5%(有効回答N=40)でした。厚生労働省自身も、マンパワーが限られる在宅医療領域では、業務自動化や多職種間の情報共有による効率化と医療の質の担保が期待されると整理しています。
患者は増える。しかし、人を同じ割合で増やし続けることは難しい。
オクチミルは、この構造的な課題を「現場の努力」ではなく「仕組み」で支えることからスタートしました。
「紙をデジタルにする」のではなく、訪問歯科の業務そのものを再設計
オクチミルは、単なる電子帳票システムではありません。

設計の中心にあるのは、「一人の患者を中心に、必要な人へ、必要な情報を。」
という考え方です。

従来、1入力 → 1業務だった訪問歯科の業務を、1つの訪問記録 → 複数の業務へ活用できる構造に変えていきます。
歯科医院だけで完結するのではなく、施設、ケアマネ、訪問看護、ケア関係者、ご家族が、それぞれの立場に応じて必要な情報にアクセスします。
ただし、「つながること」と「すべての情報が見えること」は同じではありません。
オクチミルでは、職種・法人・利用者ごとに入力・閲覧範囲を分け、帳票についても歯科医院側が共有先を設定できる設計としています。

オクチミルの主な機能
現時点では、訪問歯科の一連の業務を支える以下の機能を中心に提供します。
- 訪問予定・スケジュール管理:訪問予定、担当者、同行者、訪問先情報などを管理
- 患者カルテ:基本情報、保険証、薬、写真、レントゲン、問診、既往歴、歯式、検診履歴等を患者単位で管理
- 職種別診療記録:歯科医師、歯科衛生士、栄養士等が、それぞれの記録を同じ訪問履歴として保存
- 音声入力・AIアシスト:音声の録音・文字起こし・歯科用語に合わせた清書等により入力を支援
- 帳票作成・PDF出力:訪問記録をもとに各種帳票作成を支援し、PDF出力・印刷・共有に対応
- 多職種・家族連携:施設、ケアマネ、訪問看護、ご家族が、歯科医院から共有された情報を確認

AIは「診断する」のではなく、「人に時間を返す」
オクチミルでは、訪問診療中の音声を文字化し、歯科用語や職種に応じて整理するAIアシスト機能を実装しています。

訪問現場では、手袋をしている、患者と会話している、処置を行っているなど、キーボード入力が適さない場面が多く存在します。
そこで、
話す
↓
文字起こし
↓
整理・清書
↓
記録・帳票へ活用
↓
医療従事者が確認・確定


という流れをつくります。AIが医療判断を行うのではありません。
AIにできる仕事をAIへ。人にしかできない仕事を、人へ。
これがオクチミルのAI活用思想です。
SaaSとしての市場シェアは、まだスタート地点
2023年時点の「在宅サービスを実施する歯科診療所22,674施設」を市場母数として単純計算すると、

1%:227医院
5%:1,134医院
10%:2,267医院


となります。
これは売上予測ではなく、施設数ベースの浸透シナリオです。
当社はまず訪問歯科医院へのSaaS提供から開始し、導入医院で業務時間、帳票作成時間、残業時間、情報共有時間等の導入前後データを計測。

「便利だから使うシステム」ではなく、
「システム利用料を支払っても、経営合理性が成立するサービス」

であることを実データで検証しながら全国展開を進めます。
オクチミルの本当のポテンシャルは「SaaSのその先」にある
オクチミルには、訪問診療を行うたびに患者単位で情報が蓄積される構造があります。
現在のシステムでは、

・基本患者情報
・訪問日時・履歴
・歯科医師・歯科衛生士等の記録
・歯式
・口腔写真
・レントゲン
・検診履歴
・保険情報
・服薬情報
・帳票
・各種ファイル
などを患者単位で管理します。
重要なのは、これらが一時点のデータではなく、訪問を重ねるごとに時系列になることです。
「口腔の時系列データ」は、次のヘルスケア資産になり得る
一人の患者について、

「いつ診たか」
「誰が診たか」
「どのような口腔状態だったか」
「どのようなケアを行ったか」
「その後どう変化したか」

が継続的に蓄積されれば、将来的には単なるカルテ管理を超えた活用が可能になります。

例えば、
- 口腔状態の経時変化分析
 複数回の診療・画像・歯式・記録を時系列で比較し、変化を把握する。
- リスクスクリーニング支援
 大量の口腔データを活用し、人が確認すべき変化やハイリスク患者を抽出するAI支援。
- 診療・ケアの効果測定
 どのような介入が、その後の口腔状態にどのような変化を与えたのかを分析する。
- 訪問需要・医療資源の最適化  
 患者属性、地域、訪問履歴等を組み合わせ、訪問需要や医療人材配置を分析する。
- 地域単位の口腔ヘルス分析
 匿名化・統計化されたデータを前提として、自治体や研究機関との地域口腔保健研究につなげる。
- ヘルスケア企業との研究開発  
 医薬品、医療機器、介護、食品、栄養、保険、予防医療など、口腔と関連する企業との研究・サービス開発へ発展させる。


こうしたデータサイエンス領域は、オクチミルの将来構想です。

患者データを利用する場合は、個人情報保護法その他関係法令・医療情報に関するガイドラインを遵守し、利用目的に応じた同意、権限管理、匿名化・統計化等を前提として検討していきます。
SaaS × ネットワーク × データ。3段階で事業価値を拡張
当社では、オクチミルの事業成長を3つのフェーズで考えています。
- Phase 1|訪問歯科SaaS
 帳票、AI入力、患者管理、スケジュール、多職種連携によって、全国の訪問歯科医院の業務課題を解決する。

- Phase 2|歯科・介護連携プラットフォーム
  歯科医院だけでなく、介護施設、ケアマネ、訪問看護、ご家族まで利用主体を広げる。利用者が増えるほど、患者を中心とした情報連携の価値が高まるネットワークへ。

- Phase 3|口腔ヘルスデータ基盤
 長期・継続的に蓄積された口腔情報を、AI、予防、研究、地域保健などへ活かすデータプラットフォームへ。

業務効率化SaaSから始まり、ネットワーク、そしてデータへ。

これがオクチミルの事業構想です。
オーガイだからできる「リアルな医療現場」と「デジタル」の接続
オーガイホールディングスは、ソフトウェアだけを開発する会社ではありません。

当社では現在、
・訪問歯科DX「オクチミル」
・歯科医療MaaS
・デジタルデンチャー
・企業・自治体向け口腔健診
・歯科医療人材ネットワーク

を同時に社会実装しています。
つまり、オクチミルがデータを扱う「情報基盤」だとすれば、医療MaaSや歯科医院、歯科衛生士ネットワークは、実際に医療を届け、データが生まれるリアルな接点です。

デジタルだけでも、リアルだけでもない。
医療現場 × SaaS × AI × モビリティ × データ
を一つの事業構造の中で社会実装できる点を、当社の競争力にしていきます。
行政実証から、社会実装へ
オクチミルは2024年度、堺市スタートアップ実証推進事業において、
「介護歯科連携。高齢者の口腔を地域で見える化。AI活用で早期発見『オクチミル』の開発」
として採択されました。

同実証では、介護士と歯科医師の情報連携、高齢者の口腔ケアの質向上、介護記録のデジタル化、AI技術の活用等について検証する事業として公表されています。
行政実証をスタート地点に約2年間の内製開発を続け、2026年9月6日にはNakanoshima Qrossにて正式なお披露目会を開催。
構想・実証フェーズから、本格的な社会実装フェーズへ移行します。
成長フェーズへ。2026年8月には5,110万円の追加増資を完了
オーガイホールディングスは2026年8月、創業関係者・パワーパートナーを引受先とする総額5,110万円の追加増資を完了しました。

今回の増資をもって創業関係者による資本政策を完了し、事業成長・社会実装を本格化するフェーズへ移行しています。
オクチミルは、当社が次の成長ステージで展開するオーラルヘルステック事業の中でも、各事業を「情報」と「データ」でつなぐ中核基盤として位置付けていきます。
歯科だけでは、この未来はつくれない。共創パートナーを募集
オクチミルが目指す「口腔ヘルスデータ基盤」は、当社一社だけで完成するものではありません。

当社では今後、
・歯科・医療システム事業者
・介護事業者
・ヘルスケア企業
・医療機器メーカー
・食品・栄養関連企業
・保険・金融関連企業
・通信・クラウド企業
・AI・データサイエンス企業
・自治体
・大学・研究機関
・製薬企業
・事業会社
・投資家

との共同研究、API・システム連携、実証事業、事業開発を積極的に検討します。
「口腔データがヘルスケア全体にどのような価値を生み出せるのか」を、一緒に考え、社会実装するパートナーを募集します。
今後のロードマップ
現在提供する患者カルテ、訪問管理、職種別記録、音声・AIアシスト、帳票、施設・家族連携等を基盤として、今後は段階的に、

・音声による入力自動化
・OCR処理の高度化
・歯式入力支援
・AI口腔スクリーニング支援
・レセコン・外部SaaSとのAPI連携
・歯科医療MaaSとのデータ連携
・口腔データの経時分析
・地域口腔ヘルス分析
・研究機関・企業とのデータサイエンス活用

を検討していきます。

※上記には開発中・研究・将来構想を含み、提供時期・仕様は未確定です。
オクチミルについて
名称:オクチミル(OKUCHI-MILL)
提供開始:2027年1月(現在無料トライアル期間)
提供形態:クラウド型SaaS
主な対象:訪問歯科医院、介護施設等
開発・提供:オーガイホールディングス株式会社


■会社概要
社名:オーガイホールディングス株式会社(O-Gai Holdings Inc.)
設立:2025年5月19日
所在地 本社:大阪府堺市堺区大町西3丁3-15
未来医療国際拠点:大阪府大阪市北区中之島4-3-51Nakanoshima Qross 3F
代表者:野田真一、長縄拓哉
URL:https://o-gai.co.jp/

■お問い合わせ先
オーガイホールディングス株式会社 南まで
Mail:info@o-gai.co.jp
TEL:072-225-4385

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