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「直流800V給電」「液冷技術」導入から「資産価値の維持」まで、ライフサイクル伴走型で進化を支援

AIデータセンターの「電力・冷却課題」打破へ シュナイダーが営業・設計・現場を直結する新組織立ち上げ

2026年09月24日 07時30分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 同説明会では、C&SPセグメントを率いる原 博紀氏、サービス事業部のバイスプレジデントである中村圭佑氏も登壇した。

シュナイダーエレクトリック C&SPセグメント・パワーシステム事業部 統括の原 博紀氏、同社 サービス事業部 バイスプレジデントの中村圭佑氏

 原氏がビジネスリードを務めるC&SPセグメントは、海外のハイパースケーラーや日本の大手通信事業者のデータセンター案件を中心としたビジネスを担当する。原氏は、高圧電力設備などを扱うパワーシステム事業部の統括も兼務しているがが、C&SPセグメントでは製品カテゴリ/事業部を横断する形で顧客提案を行うという。

低圧/中・高圧/IT・サーバー周辺/エネルギー管理といった製品カテゴリごとに事業部が分かれているが、C&SPセグメントではそれを横断する形で顧客に最適な提案を行う

 原氏は、データセンターの次世代電力インフラトレンドである「800VDC(直流800ボルト)給電」の動向や、シュナイダーが2025年に買収したMotivair(モチベア)の液体冷却ソリューションといったトピックを紹介した。

 800VDC給電への対応は、ラックあたりの電力需要が急増するAIデータセンターのこれからにとって、欠かせない取り組みとなっている。原氏は、800VDC給電への移行は既存設備を生かしながらラック単位で対応するサイドカー方式から始まり、徐々に中央集約的で大規模な導入へと段階的にシフトしていくと説明する。

 その動向に合わせて、シュナイダーでも800VDCソリューションを投入していく。開発ロードマップによると、まず2027年にはサイドカー方式のソリューションを発売予定であり、その後はより中央集約的な方式にも対応していく。

800VDC(直流800ボルト)給電は、ハイパースケーラーを中心に検討・採用が進んでおり、シュナイダーでも対応ソリューションを提供していく計画だ

 また液体冷却も、今後のAIデータセンターで必須のインフラとなる。Motivairを買収したことで、シュナイダーは屋外のチラーから屋内の冷却水制御システム、CDU、コールドプレート、リヤドア型空調機まで、データセンターの全面をカバーするポートフォリオを取りそろえている。

 原氏は、国内でも液冷システムに対する需要は強く、今年の成長目標としていた「昨年比で5倍」という数字を、すでに今年上半期で達成したと明かした。

Motivair(モチベア)の買収により、シュナイダーは液体冷却ソリューションのポートフォリオを大幅に拡充している

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