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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第246回

市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 8月15日~8月21日

PC価格高騰で4割の企業が「調達を延期」/“謎のExcelマクロ”は業務継続リスク/日本のデジタル行政、利用率・満足度とも最低レベル、ほか

2026年08月24日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、過去1週間に調査会社などから発表されたIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてお伝えします。

 今回(2026年8月15日~8月21日)は、業務用PCの価格高騰の実態と調達業務での対応戦略、テクノロジーよりも「人」が重視されるようになった企業のワークプレース変革、誰が作ったか分からない“謎のExcelマクロ”がもたらす業務継続リスク、日本は低水準にとどまるデジタル行政サービスの利用と満足度、購買行動における消費者の生成AI活用についてのデータを紹介します。

[PC] 8割の企業が「PC調達の価格高騰」を実感、予算は増えず「購入・更新の延期」が4割(リングロー、8月19日)
・2026年上期の国内PC平均単価は、前年比で約1割上昇し過去最高額に
・業務用PCの調達価格、直近1年間で「上がった」と感じる担当者が約8割
・対応は「購入・更新の延期」が4割で最多、「予算増額」は2割にとどまる

 企業のPC調達に関与する300名を対象に実施した調査より。1年前と比較して、PC価格が「かなり/やや上がった」との回答が77.7%と大勢を占めた。さらに、現在のPC価格は自社の予算に対して「高い」との回答も71.0%に達している。PC価格上昇への対策としては、「購入・更新時期の延期」(39.7%)を行う企業が最も多く、「台数を減らす」「性能・スペックを見直す」(ともに26.0%)、「修理して使い続ける」(25.0%)などが続く。「PC調達の予算を増やす」は21.7%にとどまっており、PCの価格上昇に苦心する調達担当者の姿が浮き彫りになっている。

 ⇒ PC価格が急上昇した大きな要因はDRAMメモリ価格の急騰です。TrendForceの調査によると、従来型DRAMの契約価格は2026年第2四半期、前の四半期よりも60%前後上昇しており、続く第3四半期も価格の高止まりは続く見通しとのこと。

PCの調達価格、「かなり/やや上がった」と感じる調達関与者が約8割(出典:リングロー)

予算に対して調達価格が「非常に/やや高い」が約7割を占めており、何らかの対策が必要に(出典:リングロー)

具体的な対策として「予算を増やす」は2割にとどまり、多いのは「購入・更新の延期」「台数を減らす」「必要な性能・スペックを減らす」(出典:リングロー)

[人材][スキル] ワークプレース変革に向けた取り組み、企業はテクノロジーよりも「人」を重視するように(ガートナージャパン、8月17日)
・ワークプレース変革で重要と考える取り組み、「リテラシー教育の強化」が第1位
・昨年調査で上位の「テクノロジーの積極的な活用」は9位へと後退
・デジタル人材育成、「学習に時間を避けない」「学んだ内容が業務に結びつかない」が大きな課題

 テクノロジーによるワークプレース変革についての国内企業調査より。ワークプレース変革の重要項目として、「デジタル/AIリテラシー教育の強化」(34.2%)を挙げた企業が最多に。このほか「従業員のモチベーション向上」(31.8%)、「AIと共生する働き方や仕事の再設計」(31.3%)など、“人”にフォーカスした取り組みが上位を占めた。これまでの調査で常に1位か2位に挙がっていた「テクノロジの積極的な活用」は9位(22.3%)と、大きく順位を下げている。従業員のデジタル人材教育の課題では、「本業が忙しくて学習に時間を割けない」(37.6%)、「学んだ内容が実際の業務や仕事に結び付いていない」(25.7%)、「研修方法や学習の進め方が適切ではない」(23.1%)がトップ3だった。

 ⇒ これまで上位だったテクノロジー関連の取り組みではなく、人とAIに関する取り組みが重視されるように変化しています。ガートナージャパンのアナリストは、「企業は従業員がAIを使って能力を発揮できるよう、デジタル/AIリテラシー教育を再設計・強化していくことが求められる」とコメントしています。

テクノロジーによるワークプレース変革で重要なもの(出典:ガートナージャパン)

従業員向けデジタル人材育成における課題(出典:ガートナージャパン)

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