スマートグラスの衝動買いを続けてきた筆者
レンズ内ディスプレー有り無しで使い勝手に大きな差がある
筆者は昨秋から、かれこれ5台のスマートグラスを衝動買いして、比較してきた。高機能ながらカメラを持たない「Even G2」は筆者の目的に合わず家族に譲り(“嫌われない未来”にフォーカスしたスマートグラス「Even G2」を衝動買いしたものの……)、その後、近所の眼鏡市場でカメラ付きの「Ray-Ban Meta」を衝動買いした(9万円超のRay-Ban Metaを衝動買いしてわかった「AIグラスの現実」)。ところが今度はレンズ内ディスプレーがない。音楽からAIの返答まで、すべてを耳だけで受け取らなければならなくなった。
そんな筆者のメイン機は、今年4月末に衝動買いした「Rokid スマートAIグラス」である。カメラ、レンズ内ディスプレー、マイク、スピーカーなど、考えられる機能のほとんどを搭載した全部載せモデルだ。ディスプレーは撮影前の画角確認や撮影後のサムネイル表示にも利用できる。
しかし、最も重要なのはカメラ関連の機能ではない。AIからの返答が音声だけでなく、レンズ内ディスプレーにも同時に文字表示されること。さらにスマホのAIアシスタントにも会話のログが残る。一方、Ray-Ban Metaにはレンズ内ディスプレーがなく、AIの返答を聞き逃せば基本的にはそれでアウトである。
レンズ内ディスプレーがないスマートグラスだと
音だけが頼りだが、雑踏の中では聞き取りにくい問題がある
スマートグラスを装着して街中を歩いたことのない人にはわかりにくいかもしれないが、JR山手線や東京メトロ、銀座や秋葉原の歩行者天国といった雑踏では、音量を7~8割まで上げても聞き取れないことがある。RokidやEven G2なら、居眠りでもしていない限り、目の前の文字を見落とすことはない。
音を聞き取る最も原始的で確実な方法は、絵画で有名な「ムンクの叫び」のように両耳を手のひらで覆うことだ。しかし毎回それをするのは面倒で、見た目も少々大げさである。同じ悩みを持つユーザーは多いらしく、シリコンゴム製の「サウンドガイド」と呼ばれる製品が何社からも登場している。
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