最大4.5%還元、ドコモショップも金融窓口に
まずわかりやすいのがポイント還元だ。
dカードとドコモの銀行に対して、dアカウントで連携を行い、dカードの引き落としをドコモの銀行に設定すると、dカードのスマホ決済で最大3%の還元が受けられる。
さらにマネックス証券の口座とdアカウントを連携し、ドコモの銀行との自動入金を設定。dカード積立とd払い残高積立の合計約定金額が月3万円以上だと、dカードのスマホ決済で最大4.5%の還元となる。dカード、銀行、証券とドコモ経済圏にどっぷりと浸かることで、ポイント付与率が上がるというわけだ。
また、NTTドコモが経済圏を拡大していく上で肝となってくるのがドコモショップだ。
これまで住信SBIネット銀行とマネック証券はネットでの顧客獲得が中心であった(住信SBIネット銀行は街中に住宅ローンを契約できる窓口もある)。
両社にとって、NTTドコモ・フィナンシャルグループに入ったことで、ドコモショップというリアルの顧客接点を活かさない手はない。
実際、すでにマネックス証券は、一部のドコモショップでNISA口座の開設、NISAni関するスマホ教室などを手掛けている。
また8月からは銀行口座の開設と初期設定、ネット銀行に関するスマホ教室を展開する予定だ。開始当初は198店舗を予定しているが、2030年度には全国1500店舗以上で展開する計画となっている。
「スマホの機種変更、料金プラン変更をしにきた客が銀行口座を開設し、NISAを始めるのか」という疑問はわくが、「ネット銀行や証券に興味があるが、何をしていいかわからない」という人も多い。ドコモショップというリアルの顧客接点によって、そうした「興味があるが、一歩、足が出ない」という人たちをネット銀行や証券にデビューさせられる場所として機能する可能性はありそうだ。
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