スマートグラスを使う中で見えてきた
社会に受け入れられるための課題
本連載では3回に渡って、スマートグラスの「Rokid スマートAIグラス」を紹介してきた(第1回、第2回、第3回)。AIとの対話機能や常時接続を支える電力環境、そして周辺機器による機能拡張など、その魅力を中心にお伝えしたが、Rokidを使い続ける中で、もうひとつ考え続けていたテーマがある。
それは「スマートAIグラスは社会に受け入れられるのだろうか」という社会実装への段階についてだ。スマートフォンやスマートウォッチとは違い、スマートAIグラスは人間の顔の上に装着される。しかも、AIの目となるカメラを備えたモデルも少なくない。便利な未来を感じる一方で、その進化の先に何が待っているのか。今回はRokidをきっかけに考えた、スマートAIグラスの光と影についてお話ししたい。
現在のスマートAIグラス市場を見ると、カメラ搭載モデルが圧倒的多数派だ。Ray-Ban Meta、Rokid スマートAIグラス、Xiaomi AI Glassesなど、市場を牽引している製品の多くがカメラを搭載している。
カメラ付きスマートAIグラスが多数である理由は単純だ。AIに目を与えることで、できることが飛躍的に増える。AIが目の前の風景を理解し、建物や商品、文字を認識する。外国語を翻訳する。動画や静止画を撮影する。結果として人とAIとが同じ景色を共有できるのだ。
社会が受け入れるかという課題はあっても
スマートグラスにカメラが付くメリットが大きいのは明らかだ
Rokidの第1回では、筆者は「同じ景色を共有してくれるAIコンパニオン」と表現した。その価値を支えているのは間違いなくカメラの存在だ。だから筆者は、スマートAIグラスからカメラが消えるとは思っていない。
近い将来もカメラ付きモデルが主流であり続けるだろう。しかし興味深いのは、その一方でEven G2やHallidayのようなカメラ非搭載モデルも登場し続けていることだ。
これは性能競争の結果ではない。社会受容性という別の価値観が存在しているからだろう。人は防犯カメラやドラレコには比較的寛容だ。しかし見知らぬ人が装着したスマートグラスには警戒心を抱く。
撮影されているかどうかわからない。録画されているかどうかもわからない。その不透明さが不安につながる。2013年にGoogle Glassが出たときに苦戦した理由も、技術的な問題より社会的な違和感の方が大きかったように思う。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第883回
トピックス
「Rokid スマートAIグラス」を衝動買い 周辺ツールが育てるAIグラス -
第882回
トピックス
「Rokid スマートAIグラス」はスマホ時代の電力インフラを味方につけたAIグラス -
第881回
トピックス
「Rokid スマートAIグラス」を衝動買い 「Rokidは同じ景色を共有してくれるAIコンパニオンだ」 -
第880回
トピックス
満充電で自らプラグを抜くアダプターの真打ち「KUWAJIA」を衝動買い -
第879回
トピックス
満充電で自らプラグを抜く!? 1個1200円の自立型「自動切断アダプター」を衝動買い -
第878回
PC
安心の国内企画「240W」対応USBケーブル やわらか極太USBケーブル4本セットを衝動買い -
第877回
スマホ
“嫌われない未来”にフォーカスしたスマートグラス「Even G2」を衝動買いしたものの…… -
第876回
スマホ
「240W対応の幻想を斬る!」 折りたたみスタンド+USBアダプタの意外な正体 -
第875回
スマホ
USB Type-A端子に深く潜り込む、激レアなType-C変換アダプターを衝動買い -
第874回
スマホ
1万6000円でAIとの会話が実現できるオーディオグラス「OWNDAYS CONNECT」を衝動買い - この連載の一覧へ
















