DVDより先に記録メディアとしては終焉しそうなBlu-ray(BD)
DVDの後継として2002年に発表されたBlu-ray(BD)は、当初、東芝が中心になって普及を進めたHD DVDと争っていたが、市場はBDを選択、2008年に東芝がHD DVDからの撤退を宣言した。
DVDの後継になったとはいえ、初期段階でコストが高かったBDは苦戦していた。徐々にシェアを伸ばすものの、競合はインターネットを用いた動画配信サービスとなる時代が来ており、物理メディアを使ったパッケージビジネス自体のシェアが低下。さらに記録メディアについては撤退が相次いでおり、DVDより先に厳しい状況となっている。
なお、仕様的に複雑なのもこのBDである。BDでは、最初に読み書きが可能なBD-REが登場して、その後にBD-ROMやBD-Rの仕様が策定された。ただし、初期のBD-RE Ver.1.0はカートリッジに入っており、これはほぼ姿を消し、現在はディスクをそのまま扱うBD-RE Ver.2.0へと移行している。
Windows 11では、BD-RやBD-REなどの記録対応メディアへの書き込みが可能だ。ただし、データ保存仕様としての利用でBD-Videoなどを作成することはできない。DVDもそうだが、DVD-VideoやBD-Videoなどの形式でディスクを作成するには、俗にオーサリングソフトと呼ばれるものが必要になる。これは、映像などを専用形式に変換し、メニューなどを追加してディスクを作成するものだ。
BDにはさまざまな仕様があり、ドライブ選択時に迷うことが多い。主な用語を下の表に挙げておく。なお、注意が必要なのは、4K解像度で映像を再生できる「UHD BD」(4K ULTRA HD Blu-ray)だ。これは、通常のBDプレーヤーとは互換性がなく、「UHD BDプレーヤー」でないと再生ができない。
標準的なBDドライブのパネルの一例。左から「DVD+RWアライアンス」「BDXL」、中央が「Blu-ray」、その右に「DVD-R/RW/RAM」に対応するDVDマルチレコーダー、右端がCDのRW(およびCD-R、CD-ROM)のロゴだ
また登場当初はPCでの映像再生が可能だった時期もあったが(ただし当時もハードルは高かったが)、その後、PCでの再生は不可能に近い状況になっている。そうした経緯もあり、いまだに「PCで再生可能」と記載のあるサイトが残っていることもあるので注意してほしい。
光学ドライブを内蔵しないPCが中心になって時間も経過し、今ではそもそも光学ドライブを見たこともないユーザーも少なくないだろう。とはいえ、USB経由で簡単に接続が可能で、場合によっては、役立つこともあるはずだ。
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