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COMPUTEX TAIPEI 2026レポート 第92回

ニッチだが確実に増えつつあるPCパーツのデザイン風潮:COMPUTEX 2026取材3日目まとめ

2026年06月05日 08時00分更新

文● ドリル北村

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木目調ブームはまだ続く?

 近年は、木材をあしらったPCパーツも増えてきている。2022年に発売されたFractal DesignのPCケース「North」がその火付け役。ASUSのPCケース「ProArt PA401」は森林管理協議会(FSC)認証を取得した持続可能な木材を使用するなど、使用する木材にもこだわりが出始めている。

ライフスタイルデザインに注力するというInWinは、木目調PCケース「Mist」をCOMPUTEX 2026で展示していた

CooleMasterもコンパクトPCケース「QUBE 540」の木目仕様を出展していた

 PCケース以外にも、木目調のマザーボード木目調ビデオカード木目調CPUクーラーなど、木材が素材として注目されるようになった。

 これらナチュラル系素材のパーツでPCを組もうとすると、障壁として立ちはだかるのがメモリーとストレージだ。大自然を感じさせるような優しい見た目と手触りを求めているのに、SFっぽい見た目で激しく発光するメモリーと、工業デザイン丸出しの無骨な金属素材のストレージが、すべてを台無しにしてしまう。

 そうしたユーザーの声が届いたのか、Teamグループが展示していたのが、木目調のメモリーとストレージ。ついにサイバーな外観からオサラバできる自作PCが組めるわけだ。とくに近年は、やれSDGsだ、プラスチックフリーだ、リサイクルだ、と環境への配慮が叫ばれているため、メーカーとしても木材は(プラスチックよりは)採用しやすいのかもしれない。

Teamブースで見かけた木目調メモリーと外付けSSD。これがあれば見事なオーガニックPCを自作できるかもしれない

 ただ、木材を使用した一部のPCケースはそれなりに売れているようだが、それ以外のPCパーツが売れているという話はあまり聞いたことがない。市場のニーズがそれほど大きいとは思えない中、木目調デザインを新たにラインナップに加えるというのは、会社的には冒険に近い(単に他社の動きに追随しただけかもしれないが)。とはいえ、パーツ選びの選択肢が増えること自体は、自作マニアにとってはうれしい限り。

 ちなみに、木材を使用したPCパーツの次にブームが来るのは「香り」ではないかと筆者は予想している。たとえばヒノキの香りがするPCパーツ。あるいはアロマオイルを含ませられるPCパーツだ。PCが起動してファンが回りだすと、PCからリラックスできる心地良い香りが漂ってくる。そんな素敵な空間を想像してしまうが、はたしてそんな未来はやってくるのだろうか……。

アロマオイルを注入できるフレグランスマウス「MD101」がASUSからすでに発売されていたりする

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