メルマガはこちらから

PAGE
TOP

契約書のリスク確認や条文修正などAIが実行、契約審査に特化した「生成AIネイティブ契約書レビュー」提供開始

 GVA TECH株式会社は3月13日に「生成AIネイティブ契約書レビュー」の提供開始を発表した。弁護士向けの同サービスは、契約書のリスク確認や条文修正、コメント挿入などの作業を生成AIが実行。同社の契約書レビュー支援サービス「OLGA」のAI契約書レビュー機能として提供されるという。

「生成AIネイティブ契約書レビュー」は、Microsoft Word上で利用可能なアプリケーション。汎用AIツールと異なり、契約審査に必要なレビュー観点やリスク判断ロジックを内蔵し、複雑なプロンプト設計を行うことなく、実務レベルの品質で利用できるという。

 主な特徴に挙げられている点は、背景事情(基本契約・提案書・関連メール等のファイル添付も可能)をもとにAIがリスク箇所を抽出し、修正案を自動生成すること。弁護士は「修正するか否か」の判断のみを行い、ワンクリックで修正条項とコメントがWordファイルに直接反映されるという。AIの判断プロセスは可視化され、ユーザーはAIが行ったリスクの洗い出しから条項修正にいたる根拠を確認しながら作業を進められるとのこと。

 日文・英文契約書ひな型、社内規程ひな型、株主総会議事録ひな型、労務関係書類ひな型など1,500種類以上の契約書ひな型を搭載。表記揺れ・条番号ズレの一括修正や2文書間の差分確認(Word⇔PDFも対応)など、契約審査実務を支援する機能も備えているという。

 同サービスで格納される法務・契約書データは、同社AIの学習等への二次利用を一切行わないとのこと。また、ISMS認証(ISO27001)の取得に加え、通信経路のTLS暗号化、第三者機関による脆弱性診断、IP制限、WAF・FWによる不正アクセス対策、MFA(多要素認証)など、多層的なセキュリティ対策を講じているとのこと。

 同サービスに先立って3月2日にリリースされた「AI書面作成」が訴訟に必要な書面作成を自動化するものであるのに対し、今回の「生成AIネイティブ契約書レビュー」は契約審査の作業工程をAIが代替するもの。この2つを併用することで、弁護士実務の多様な工程にわたるAX(AIトランスフォーメーション)を支援するとしている。

■関連サイト

合わせて読みたい編集者オススメ記事