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医師向け臨床ナレッジAI「Cubec」、医療現場のニーズに応じた「高速・推論・論文」の3モードを搭載

 国立循環器病研究センター発ベンチャーの株式会社Cubecは3月4日に、医師向け臨床ナレッジAI「Cubec」のアップデートを2月に実施し、「高速・推論・論文」の3モードを搭載したことを発表。また、独自のデータである「Cubec医学ノート」について約300本の拡充を行ったとのこと。医療現場における医師の知識探索と業務効率化に貢献するという。

 医師向け臨床ナレッジAI「Cubec」は、日常的な臨床疑問を対話形式で解消するWebアプリケーション。医師資格の保有者は無料で利用でき、内科をはじめ日常診療で遭遇する幅広い診療領域に対応しているという。「Cubec」では、PubMed掲載の医学論文、各領域の専門医が国内外のガイドラインやエビデンスを精査した「Cubec医学ノート」、および医療用医薬品の添付文書をソースとして活用し、すべての回答に根拠となるエビデンスを明記することで、汎用AIの課題であるハルシネーション(誤った情報の生成)を抑制しているという。

 同社によると、これまで「Cubec」では信頼性や説明可能性を重視し、詳細回答を中心に提供してきたが、その一方で、利用者から「端的にすぐ確認したい」とのニーズも寄せられたことを受け、用途に応じて“短く速い”と“深く丁寧”を選べるように進化させたという。

 今回のアップデートでは、「高速モード」を加えた3つの回答モードを実装(推論モードと論文モードは従来のバージョンでも対応済み)。
・高速モード:忙しい外来・当直で「まず結論と要点だけ」を短時間で確認したい
・推論モード:背景や補足、判断の分岐、注意点など詳細に回答。診療後に積み残った疑問解消・学びの補完
・論文モード:医学論文に限定して検索・回答。主要論文や最新論文を確認し学びを深める

 また、PubMed掲載論文、医療用医薬品の添付文書に加え、各領域の専門医がレビューし臨床の文脈に合わせて整理した独自の「Cubec医学ノート」を参照している。今回のアップデートで、約300本の増強を実施したとのこと。“Web公開情報の検索効率化”だけでなく、臨床で必要な前提や注意点まで含めて一貫した形で提示するという。

 これらにより、医師の臨床疑問の解消にかかる時間と手間を軽減し、病院やクリニックなど医療現場の業務効率化を支援するとしている。

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