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石川温のPCスマホニュース解説 第271回

「石川さんに3000円振り込んで」住信SBIネット銀、AIに頼むだけの新サービス開始へ

2026年02月27日 07時00分更新

文● 石川温

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ドコモ製エージェントと連携も?

 また、銀行アプリ自体も、現状は「入出金明細」「振込」「残高照会」などの機能メニューが並んでいるが、将来的には単にアプリを起動して、AIエージェントに話しかけるだけでいい、という操作体系になる可能性もありそうだ。

 実際、開発陣が同行の円山法昭社長にプレゼンしたところ「アプリのホーム画面をグーグルみたいに窓だけの真っ白な画面にしてしまおう」と提案されたという。

 さすがにいきなり真っ白になってはユーザーが混乱してしまうため、採用はされなかったが、ユーザーがAIによる新しい操作体系に慣れ、メインの使い方になってくれば、「アプリを開くと、画面が真っ白でテキスト入力窓のみ」なんて、画面になる可能性も十分にあるようだ。

 実際、昨年12月19日に行われたNTTドコモと三井住友信託銀行との会見では、202X年移行の将来像として「生成AIプラットフォームでの取引」や「OSのネイティブAIとの連携」に言及していた。

 つまり、もはや銀行アプリをいちいち、起動するなんてことはせず、GeminiやSiriに振り込みや残高照会をお願いすると、最後にユーザーが確認して了承する直前まで、手続きをやっておいてくれる世界がやってくるかもしれない。

 実はNTTドコモでも、AIエージェントを開発している。現状、NTTドコモのAIエージェントNEOBANK aiが連携する開発にはまだ着手していないようだが、今後、様々なAIエージェントとの連携も十分に考えられそうだ。

 

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。

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