●空港は拍子抜けするほどコンパクト。乗り継ぎがラクな理由です
まず現地に到着して気がついたのは、「あれ、もう着いた?」という拍子抜け感です。大きな国際空港だと、あちこち移動があってそれだけで疲れてしまうことも。ところが空港内は、基本的にエスカレーターやエレベーターの上下移動で済むのでラクチン。
旅の途中、ANAウィーン支店の倉田支店長にお話を伺う機会があったのですが、倉田支店長によると、国際線と国内線の移動もビルによる「縦移動」で完結するとのこと。そのため、乗り継ぎがスムーズです。入国手続きのあるシェンゲン協定加盟国への乗り継ぎ便でも、25分程度で可能とのこと(ANAとしての乗り継ぎ設定時間は40分となっています)。ロンドンやテルアビブなど、入国しない乗り継ぎであれば30分程度だそうで、いかにコンパクトで乗り継ぎしやすい空港かを物語っています。
●早朝到着が効いてくる。羽田―ウィーン線の絶妙な時間設定
深夜に出て、朝に着く——この時間設定も、想像以上に効いてきます。現在、羽田空港〜ウィーン線は週3便で運航しており、使用機材はボーイング787(787-9、冬期は一部787-8)となっています。このスケジュールもポイントで、羽田を深夜22時55分ごろに出発し、ウィーンに早朝6時に到着。この時間に到着すれば、ウィーン空港を午前中に出発する便にも余裕を持って乗り継げます。そのためか、ウィーン到着便は到着客の約6割がそのまま乗り継いで行くそうです。
ちなみに乗り継ぎ先は、東欧だけではなくフランス、イタリア、スペインといった西欧・南欧行きが大半を占めているとか。地図で見るとウィーンは欧州の中心部に位置するので、どこへ行くにも1時間から2時間ほどで到着できそう。このあたりも乗り継ぎ利用客が多い理由ですね。
今回の旅ではブラチスラバ以外にウィーンの街にも数泊滞在したのですが、かなり生活しやすく楽しい街でした。自分は初めての滞在でしたが、ウィーン発祥の伝統的なチョコレートケーキ「ザッハトルテ」を堪能したり、クリスマスマーケットを回ってみたりと楽しめました。結果的に、ウィーンは「通過点」ではなく、安心して一息つける「中継地」としても優秀な街でした。
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