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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第213回

市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 12月6日~12月12日

生成AI導入企業の9割が「予想コスト超過」 原因は/富士山噴火に「十分な事業継続対策」わずか5%/AI検索とゼロクリックの実態、ほか

2025年12月15日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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[AI][検索][マーケティング] 生成AI利用者の4割以上が「検索エンジン利用が減った」、ゼロクリックも約半数で常態化(シード、12月9日)
・生成AI利用者の4割が「検索エンジン利用減少」、3割が「Webサイトの訪問頻度減少」
・生成AIによる回答だけで自己解決する「ゼロクリック」も約半数で常態化
・AIの回答を「信頼できる」とした回答者が6割

 10~70代以上を対象に実施した「AI検索行動変化意識調査」より。生成AI利用者では、従来型の検索エンジンの利用頻度が「かなり/少し減った」が38.2%を占め、「ほとんど使わない」の6.0%までを含めると、44.2%が“AI検索”にシフトしている。Webサイトの訪問頻度についても、30.5%が減少したと答えている。生成AIが要約する検索結果だけを見て、情報ソースとなったWebサイトには訪問しない「ゼロクリック」についても、「よくある/たまにある」が48.8%と約半数を占める。なお若者層(10~30代)では、TikTok、InstagramといったSNSを検索手段として利用する傾向が見られた。

 ⇒ AI検索シフトでゼロクリック層が拡大。マーケティングはSEOからGEO(生成エンジン最適化)にシフトすると予想しています。

生成AIを使うようになってからの、検索エンジンを使う回数の変化(出典:シード)

Webサイト(ニュースサイト、企業サイト、ブログなど)への訪問頻度の変化(出典:シード)

検索後、AIの回答を見てWebサイトを開かない(いわゆるゼロクリック)ことはあるか(出典:シード)

検索エンジンのAIによる回答に信頼性を感じるか(出典:シード)

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