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石川温のPCスマホニュース解説 第257回

ドコモ経由の“NISAデビュー”増える マネックスか、SBIか、悩ましい選択に

2025年10月29日 07時00分更新

文● 石川温

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マネックスかSBIか、悩ましく

 NTTドコモと業務資本提携をしたことで、顧客獲得に成功した感のあるマネックス証券。しかし、この5月、NTTドコモは銀行が欲しくて、SBIホールディングスと資本業務提携をした。この取引では単に住信SBIネット銀行とパートナーを組んだだけでなく、SBI証券ともサービス連携を図ることになった。dアカウント連携やdカード積立などマネックス証券と同等の連携が図られる。

 では、NTTドコモのユーザーがNISA口座を開設しようと思ったら、マネックス証券とSBI証券の二択を迫られることになる。では、そんなときにマネックス証券はどんなにアプローチでユーザーに選んでもらうつもりなのか。

 グロース戦略推進部の田邊湧志氏は「マネックス証券としては住信SBIネット銀行と一緒にサービスを提供できるのはありがたいことでもある。我々としてはドコモポイントクラブの会員ランクなども活用して、魅力的な特典を提示することで、ユーザーにとって利便性のあるサービスしていきたい」と語った。

 マネックス証券とSBI証券がサービス競争をしていくと、ドコモユーザーにとっては、とても悩ましい選択になってきそうだ。

 

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。

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