ドコモユーザーがNISAデビュー
実際、マネックス証券の口座とdアカウントの連携は2024年10月の開始当初と比べて、この9月で4倍にも増えているという。dカード積立の利用者も9倍に増えている。
注目すべきは新NISAの動向だ。
2024年1月以降に証券口座を開設したユーザーのうち、新NISAの口座も開設した人の割合をdアカウント連携の有無で比較したところ、dアカウント連携のあるユーザーが62%だったのに対して、dアカウント連携なしのユーザーの開設は40%に留まっていたという。
つまり、これまで投資未経験だったNTTドコモのユーザーが、マネックス証券の提携をきっかかに、マネックス証券で証券口座に加えて、NISA口座も開設したという傾向が見て取れるのだ。
特に他の金融機関からマネックス証券に移管した人を見ると、64%がdアカウント連携をしているとのことだ。
一方で、マネックス証券から他社に移行する人のうち、dアカウント連携をしているのは8%しかいない。つまり、dアカウント連携があることで「他社からドコモユーザーを獲得しやすく、他社に流出しにくい」という粘着性が上がっているということだ。
ちなみにNISA口座は原則、一人あたり1つの金融機関でしか口座を所有することができない。
また、他の銀行や証券会社に移管するのも年1回のタイミングしかないなど、ハードルがとても高い。
スマホ業界のナンバーポータビリティ制度のような仕組みだが、マネックス証券はNTTドコモ連携で、上手いこと他社から顧客を奪えているようだ。

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