海外旅行中の支払い方法と言えば、「クレジットカード」が一般的です。特に最近では、コンタクトレス対応の決済端末が普及していて、物理カードだけでなく、スマートフォンのApple PayやGoogleウォレットといったウォレットアプリに登録したクレジットカードでのタッチ決済も利用できるケースが多く便利です。
海外事務手数料、どれくらいかかる?
ですが、ここ最近は「クレジットカードでの海外決済」がオトクではないケースが増えてきています。というのも、海外でクレジットカード決済をした場合、支払金額に加えて「海外事務手数料」がプラスされるのですが、その利率がアップしてきているからです。
海外事務手数料は以前からありましたが、数年前までは1%台がほとんど。ところがコロナ禍以降、2%台に値上げするカード会社が増え、昨年後半からは3.63%や3.85%など、3%台後半の海外事務手数料を課するカード会社が多くなっています。
3%台後半だった場合、10万円分の決済をすれば海外事務手数料は3630円~3850円と結構な金額になります。帰国してからクレジットカードの明細をみて、想定していた以上に使っていたなんてことも。
しかもこの利率だと、両替所のレートと手数料次第では、現金を使ったほうがオトクというケースも。目安として1%台の海外事務手数料ならクレジットカードのほうがオトクですが、3%台だと両替をして現金を利用した方がオトクといった感じです。
現状では海外事務手数料はカード会社によって利率が違っているので、複数枚のクレジットカードを持っている場合は、海外事務手数料が安いカードを使った方が節約できます。
海外事務手数料の値上げが進んでいるなら、海外での支払いはとりあえず現金回帰するか……というわけにもいかず。キャッシュレス化の進んでいる国や地域も多く、カード決済でないと支払えないケースも多くあり、「では、現金で払います」とはいかないのが現状です。

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