対話型3D建築デザインツール「ACIMUS」、建築法規に関するQ&Aに対応したチャットAIを提供開始
株式会社ACIMUSは9月25日、同社が提供するChatBIM「ACIMUS」において、建築法規に関するQ&Aに対応したチャットAIの提供開始を発表した。設計者は「ACIMUS(アキムス)」上で設計を進めながら、建築基準法や都市計画法、消防法などに関する疑問をその場でAIに質問し、即座に回答を得られるという。
「ACIMUS」は、ChatGPTのような対話型生成AIを活用し、チャットによる直感的な操作で建築3Dモデルを作成できるというクラウド型Webアプリケーション。“ChatBIM”とも呼べる次世代の建築設計・デザインツールを目指しているという。
今回チャットAIをバージョンアップし、建築法規に関するQ&A機能が標準機能として利用できるようになったとのこと。現在は建築基準法、都市計画法、消防法といった3つの法規に対応しており、今後も対応法規を順次拡大していくという。同機能を通じて、法令検索や条文確認に費やしていた時間を削減し、設計業務に集中できる環境づくりをサポートするとのこと。また、若手設計士や学生にとっても学びの機会となり、実務と教育の両面で活用可能だとしている。
また、8月にはレンダリング不要でリアルな建築パース画像を生成できる「パース生成AI機能」をリリース。「ACIMUS」上で作成した3Dモデル(BIMモデル)を好きなカメラアングルからキャプチャし、そのまま建築パース画像の生成が可能。他BIM/CADソフトのスクリーンショットや、スケッチ・写真といった任意の画像をアップロードすることでも、リアルなパースの生成が可能だという。
今後は段階的に、「ACIMUS」上で作成した3Dモデル(BIMモデル)に対して法規適合性を自動チェックするAI機能の実装を目指し、生成AIの学習を進めていくという。加えて、基本的な法規Q&Aだけでなく、各社独自のマニュアルや社内ルール、新人教育カリキュラムなどを個社専用の環境で追加学習できる仕組みの提供も検討しているとのこと。




























