建設現場や屋外業務の勤怠管理をスムーズに MOTウェアラブルカメラに「顔認証勤怠打刻」機能追加
株式会社バルテックは9月19日に、同社が提供する「MOTウェアラブルカメラ」において顔認証による勤怠打刻機能の提供開始を発表した。ウェアラブルカメラを活用した顔認証による自動打刻で、現場に設置する打刻端末や手入力による勤怠管理を不要にし、建設現場や屋外業務の勤怠管理をスムーズにするという。
同社によると、建設現場や警備、インフラ点検などの屋外業務では、従業員が日々異なる現場に直行直帰するケースも多く、タイムカードやオフィスに設置した打刻機で勤怠を管理することが難しいという。ほかにもスマートフォンアプリによる打刻もあるが、不正打刻や入力などの手間がかかるといった課題が指摘されているそうだ。
今回追加した「顔認証勤怠打刻機能」では、作業映像のリアルタイム共有や証跡の記録に活用されてきたMOTウェアラブルカメラを活用し、顔認証による出退勤記録を実現するという。持ち運び可能なウェアラブルカメラでの打刻が可能になったことで、事務所以外の場所でも顔認証を用いた勤怠打刻ができるとのこと。特に、複数現場を移動する作業員や屋外での労務管理に効果を発揮するとしている。
想定される導入シーンとしては、建設現場における作業員の勤怠管理、夜間や屋外で勤務開始/終了する警備業務、橋梁や鉄道、電気設備などインフラの点検業務における勤怠の記録、イベント会場におけるスタッフの出退勤管理などが挙げられている。
同社では今後も現場のデジタル化を支えるソリューション開発を通じて、企業の業務効率化と働きやすい環境づくりに貢献していくとしている。
MOT ウェアラブルカメラの「★ボタン」を2回連続で押すと顔認証画面が起動。撮影された画像はjpegデータとして送信される。送信された撮影画像とクラウド上に登録された顔データを照合して、認証。認証 OK だった場合、出勤打刻を自動で実行。退勤打刻は、MOT勤怠管理システムにアクセスして行う(※今後ウェアラブルカメラ端末側で顔認証退勤打刻ができるよう開発予定とのこと)


























