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クラウド型業務プラットフォーム「ジュガール」、社内手続きの問い合わせを自動化する「AIアシスタント機能」リリース

 VeBuIn株式会社は9月2日に、クラウド型業務プラットフォーム「ジュガール」において、申請・承認業務に関する社内規程やマニュアルへの問い合わせ対応を自動化する「AIアシスタント機能」のリリースを発表。社内に点在する規程やマニュアルをナレッジ(業務上の知識やノウハウ)としてアップロードすることで、従業員からの問い合わせに対して、AIが根拠や用例を提示しながら迅速に回答するという。

 同社によると、これまで「ジュガール」の提供を通じて顧客企業の稟議や各種申請などの社内手続き効率化を支援してきた中で、多くの企業では依然として申請・承認業務に伴うコミュニケーションに多くの時間が割かれ、本来の業務に十分な時間を充てられないとの課題があるという。

 こうした状況を踏まえ、同社では提出依頼・承認依頼・催促・通知などコミュニケーションを支援する機能を拡充してきた。今回、その取り組みを進め、「社内手続きに関する問い合わせ」に焦点を当てたAIアシスタント機能を提供し、業務効率化と従業員の心理的な安心を同時に実現するとしている。

 具体的な機能は、社内に点在する規程やマニュアルをナレッジとして集約。従業員からの質問には、一次対応をAIが担い、その根拠条文を明示しながら迅速に回答。これにより、規程を探す手間や管理部門への問い合わせ対応を削減するという。

社内の“わからない”をAIが回答。従業員の質問に、ナレッジベースからスピーディに検索し回答

 さらに、RAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)を基盤にした仕組みによって、最新のドキュメントに基づいた回答を生成。文書名や該当箇所の要約といった参照元を提示する。根拠のない誤った回答を防ぎ、信頼性と透明性を備えた自己解決が可能だとしている。

要約と参照元提示。複雑な規程を要約し回答とともに参照元を提示

 社内規定などのファイルを管理画面からアップロードするだけで、AIが自動で学習。ファイルを更新すれば、回答内容も最新化するという。抽象的な相談にも対応で、「こんな場合は?」などの漠然とした疑問にも対話を通じて具体化し関連情報を提示する。また、権限に基づく動的制御によって、役職や部署ごとに閲覧範囲が設定でき機密情報への不適切アクセスを防止するという。

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