警備事業者向けSaaS「警備フォース」、案件ごとの売上・原価・粗利率を算出する「経営分析機能」リリース
株式会社メディカルフォースは8月12日に、同社が提供する警備会社向けオールインワンSaaS「警備フォース」の新機能として「経営分析機能」のリリースを発表。案件ごとの請求金額と実際に発生した人件費や交通費などのコストをもとに、売上・原価・粗利・粗利率といった経営指標を自動で集計するという。
「警備フォース」は、1号警備・2号警備を手がける警備会社向けに、現場の配置・上下番・給与計算・請求業務を一元管理し業務効率化を支援するオールインワンSaaS。同社によると、警備業界では紙やエクセルを用いて業務管理を行う事業所が多く、案件ごとの収益性や利益状況を把握するにはさまざまな資料を手作業で集約し計算しているという。さらに、案件ごとに支払い期間や現場配置数、給与・交通費キャッシュフローなどが異なるため、利益状況の全体像を把握しにくいという課題があるそうだ。こうした背景をもとに、「経営分析機能」の開発・提供に至ったとしている。
「経営分析機能」では、案件ごとの請求金額と実際に発生した人件費や交通費などのコストをもとに、売上・原価・粗利・粗利率といった経営指標を自動で集計。集計は、クライアント単位・案件単位・予定グループ単位に対応し、期間は月別・締日別を選択できるという。また、配置人数や必要資格者数といった現場運用に関する情報も含めて可視化するため、収支計算にとどまらず、運用コストの構造把握にもつなげられるとしている。請求・給与は稼働単位で集計するという。
また、「警備フォース」では指定した期間内の売上・原価・粗利・粗利率などの数値をCSV形式で出力可能。クライアント単位、現場単位、予定グループ単位で集計でき、社内での経営レポート作成や分析業務にも活用できるとしている。金額はすべて税抜と税込の両方で出力可能で、実務の正確性と柔軟性の両立を図るという。

























