commissure、「FeelFuse」を用いた触覚体験をUnityで構築可能にするSDKをリリース
株式会社commissureは8月6日に、独自の触覚提示デバイスである「FeelFuse」を開発するためのSDK(Software Development Kit) Ver. 0.1.1を開発者向けにリリースしたと発表。同SDKを用いることで、「FeelFuse」を用いた触覚体験をUnityで構築できるという。
「FeelFuse」は、振動刺激および回転せん断刺激(皮膚の上を捻るような刺激)によって、多様な感覚を提示可能だというハプティックデバイス。指先のモジュールでは振動刺激を加えることで、何かを持ったりなでたりといった身体表面の感覚を提示できるという。手首のモジュールでは回転せん断刺激を加えることで、何かに引っ張られたり重さを感じたりなど、身体内部の感覚を提示可能とのこと。これらの振動刺激と回転せん断刺激が調和することで多様な感覚を生み出し、現実に近い触覚体験を実現するとしている。
「FeelFuse SDK Ver 0.1.1」の主な機能と特徴として、以下が挙げられている。
・Unity packageとしてインポートするだけで導入が可能
・Meta Questのハンドトラッキングによるハンドインタラクションに対応
・オブジェクトに重量や振動をアサインすることで持ったときの重量感やなぞった時の摩擦感など、インタラクティブな触覚提示が簡単に実装可能
・シミュレータを搭載しており、デバイスを装着せずに刺激のシミュレーションが可能
・複数のサンプルシーンが付属し、開発の高速化を支援
同社では今後、触覚コンテンツの制作を支援する触覚生成AI「HaptoAI」の組み込みによる振動の設計支援や、リアルタイムな触覚生成の実装を予定しているという。



























