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既存Webサイトを改修してAIからのアクセスに対応した対話型Webの構築支援サービス提供開始

 株式会社AI Hackは8月6日に、生成AIやAIアシスタントからの自然言語によるアクセスを可能にする次世代対話型Web「NLWeb(Natural Language Web)」の構築支援サービスの提供を開始したと発表。従来のWebサイトを人とAIの双方が利用可能な対話型Webにし、人とAIがシームレスに情報をやり取りできるWeb環境の構築を支援するという。

 同社によると、生成AIやAIアシスタントが急速に普及したことで、従来の検索行動がAIとの対話形式に換わりつつあり、AIがWebサイトから正確かつ最新の情報を取得して活用するニーズが高まっているそうだ。ユーザー自身も自然言語による会話形式の検索行動に慣れはじめ、従来のフォームやキーワード検索が中心のWeb体験から会話的な操作へと移行する必要性が生じているとのこと。こうしたニーズに対応すべく、人とAIの双方が自然言語でアクセス可能なWebサイト「NLWeb」の構築支援サービスの提供を開始したとしている。

 同サービスは、企業が保有する既存Webサイトを改修し、AI検索やAIアシスタントからの直接アクセスに対応した「対話型Web(NLWeb)」の構築を支援する。主な特徴として、以下が挙げられている。
・MCP(Model Context Protocol)を活用し、ChatGPTなどの外部AIとの高精度かつスムーズな連携を実現
※MCPとは、生成AIエージェントがWebサイトなど外部のデジタルサービスと適切に連携・操作するための技術仕様のこと
・既存のWebサイトにあるデータ(Schema.orgやRSSなど)をそのまま活用可能で、大規模なサイトリニューアルは不要
・ベクトルデータベースの活用によりユーザーはWeb上で自然言語による対話型の情報取得が可能となり、AIも安全・正確にWeb情報を参照可能

 同社では今後、Webサイト上の「予約」「購入」「問い合わせ」などのアクションを外部AIアシスタントから直接実行可能な仕組みとして提供領域を拡大する予定だという。また、今後登場する新しいAIモデルにも追加開発なしで対応可能な拡張性を確保し、企業のAI対応を柔軟かつ持続的に支援していくとのこと。

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