手に持った商品を瞬時に判別しバーコードなしでレジ会計 「AIレジ・Truly 2.0」リリース
株式会社シーエスコミュニケーションは7月29日に、バーコードなしで最短0.2秒で会計を済ませる次世代スマートレジ「AIレジ・Truly 2.0」をリリースした。バージョンアップした「AIレジ・Truly 2.0」には「持って判定」機能を追加。店員が手に持った状態で商品を認識し、会計を即座に行うという。
「AIレジ・Truly 2.0」は、画像認識技術、エッジAI、POSシステムという3つの技術を組み合わせることで、「低コスト」「高速度」「フレキシブル」「強セキュリティ」といった特長を兼ね備えた次世代型無人レジ。従来の「Truly」は商品を専用の台座に並べる必要があったが、「AIレジ・Truly 2.0」では手に持った状態でも、ものを瞬時に判別可能になったとのこと。これによりオペレーションのスピードと効率を向上させるとともに、狭いスペースでのレジ処理が可能になったという。
同レジのキーポイントになっているという「エッジAI」は、カメラやタブレットといった端末自体がデータを処理し、必要な情報だけをクラウドに送信する技術。従来のように全データをクラウドに送るのではなく、「どのデータを、どう判断するか」を端末側で制御するため、通信負荷を抑えながら、高速で多様な処理を可能にする。
「AIレジ・Truly 2.0」では、「エッジAI」を採用するだけでなく、色・形状・大きさ・質感など、複数の因子を総合的に認識・分析することで、高精度な判別を実現したとのこと。POSシステムを統合することで、売上管理や在庫連携までを一元化し、店舗運営のスマート化にも貢献するという。
同社によると従来、無人レジ導入には数百万円規模の初期費用や年間数十万円以上のランニングコストがかかり、導入への課題になっているという。「AIレジ・Truly 2.0」は人手不足に悩む小売や飲食業界において、低コストで導入でき、省人化や効率化の実現に寄与するとしている。


























