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快適な船旅サイコー!

手触りの良さは一級品!『イースX』Switch 2版は快適さと遊び心を両立した良作だ【先行プレイレビュー】

文●Zenon/ASCII

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2人の力を合わせた戦闘がとっても気持ち良い「イースX」。はじめての「イース」としてもオススメ!

 日本ファルコムより2025年7月31日に発売するNintendo Switch 2向けRPG「イースX -Proud NORDICS (プラウド・ノーディクス)-」

 赤毛の冒険家・アドルを主人公とした「イース」シリーズの最新作で、2023年にNintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4で発売した「イースX -NORDICS-」では、大海原を冒険するワクワク感や、主人公のアドルとカージャが二人一組で放つクロスアクションの爽快感が高く評価された。本作はそこに新要素を加えたものとなる。

 本稿ではメーカーより先行プレイの機会を得たので、PS5版をプレイ済みの視点から新要素を中心としたレビューをお届けしよう。

▼『イースX -Proud NORDICS-』ロングトレーラー

●追加エピソードの舞台「エーランド島」

 一番大きな新要素は新エピソードの追加だ。冒険の舞台は《オベリア湾》北部にある大きな島「エーランド島」で、これまでもマップにはあったが、上陸する手段がなかった。しかし、メインストーリーの第V部「反撃の狼煙」まで進めると、EXクエストという形で上陸するイベントが発生する。全体的なストーリーとしては中盤が始まる辺りだ。

島には上陸できそうな浜辺がなかったが、新たな道が示され上陸できるように!

 未知の島を探索するのは、やはり楽しい! 塗りつぶされた未発見のエリアを駆け抜け、敵(グリーガー)を倒したりお宝を見つけたりと“冒険”している実感がすごくわいてきた。

 ダンジョンには新たなギミックが用意されており、古導具(アンティーク)をフルに活用する仕掛けとなっている。以前のプレイではあまり使わなかった能力も活用することとなるので、ちょっと新鮮に感じた。

 島の探索を進めると古代の記憶をフラッシュバックできる「ルーンストーン」が見つかり、そこではこの海域を支配する民族《ノーマン》たちの始祖である「はじまりのマナ使い」の記憶が語られることになる。

約200年前の始祖が何を思い、この島を残したのか。あぁ先が気になる!

 また、新キャラクターとして「カヌート」「アストリッド」という2人のノーマンが登場。彼らもアドルたちと同じ《盾の兄弟》であるという。ただ、所属は別の国「ダンメルク王国」であり、カージャとは従兄の関係にありながら純粋な味方とも言えない立場のようだ。

気だるげなセリフの裏に見える自信。この人、絶対強い……!(確信)

相棒の行動に振り回され、苦労していそうなメガネ美人のお姉さんキター!

 エーランド島には腕試しコンテンツ「ベルゲン闘技場」が用意されており、指定された敵と「コンビ」「アドルのみ」「カージャのみ」の3パターンで戦える。タイムアタック形式で、高ランクのタイムをたたきだせればレアな報酬が手に入る仕組みだ。

闘技場の画面。戦う敵は各パターン共通なので、アクションに制限のない「コンビ」が一番難易度が低めだと感じた

可能な限り早く倒せ!

 島の探索にはストーリーを進める必要があるらしく、初めて訪れた段階では島のすべてを回り切ることはできない。「はじまりのマナ使い」そして一癖も二癖もありそうな新キャラの2人。追加エピソードはPS5版をプレイ済みの視点からでも、とても面白そうだと思えた。

まだ《古導具》が足りないと言われ、探索を中断。ストーリー最終盤になってから来たら展開が変わったりするのだろうか

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