エレファンテック、銅粒子平均径15nmの世界最小クラス「銅ナノフィラー」販売開始
エレファンテック株式会社は7月17日に、銅粒子の平均径が15nmという世界最小クラスの「銅ナノフィラー」の販売開始を発表した。
同社では長年の研究開発を経て、独自技術を用いて新たな銅ナノフィラーを合成。平均径15nmの超微細かつ均一な銅粒子で構成され、6カ月以上にわたる分散安定性を実現しているとのこと。高い保存安定性に加えて、60℃での湿式還元を可能にすることで 、製造工程の簡素化にも貢献するという。
製品仕様は以下とのこと。
【製品仕様 銅ナノフィラー(ケーキ状)】
・銅粒子平均径:15nm
・粘度:100~1,000 Pa·s (25 °C)
・比重: 3.2 ~3.5 g/cm3
・固形分含有率:55 ~ 85 wt%
・提供形態:グリコールエーテル系溶媒での提供、各種溶媒への変更にも対応する(インクやペーストのベース材料となる)
こうした仕様の銅ナノフィラーは高い導電性や低い抵抗率、優れた熱伝導性といった特長を備えているという。インクからペーストまで多様な形態での提供が可能で、以下のような幅広い用途での活用が期待されるとのこと。
同社では、今後も引き続きPCB分野に注力しながらナノマテリアル製品の価値拡大を進めていくとしている。



























