AIチャットボットSaaS「ChatPivot」正式リリース　24時間365日のカスタマーサポート実現を図る

　合同会社Arozaは7月4日に、AIチャットボットを活用したカスタマーサポート自動化SaaSサービス「ChatPivot」の正式リリースを発表した。AI技術を活用して企業のカスタマーサポート業務を効率化し、24時間365日の顧客対応の実現を図る。

　同社によると、顧客対応の重要性は高まっているが、多くの企業が人的リソースの制約や対応時間の限界によって「営業時間外の問い合わせへの対応ができない」、「同様の質問への繰り返し対応による非効率性」、「カスタマーサポート担当者の負担増加」、「顧客の待ち時間による満足度低下」といった課題を抱えているという。こうした課題の解決に向け、同社では「ChatPivot」を開発、リリースしたとのこと。

　同サービスの技術的な特徴として、OpenAI API（最新の大規模言語モデルを活用した高精度な自然言語処理）、Embedding検索技術（FAQ内容をベクトル化し、意味的に類似した質問を高精度で検索）、文脈理解システム（チャット履歴を分析し、会話の流れを理解して自然な応答を生成）、言語自動判定（入力言語を自動的に識別し、対応する言語での回答を生成）といったAI技術を組み合わせて構築しているという。これらによって、自然言語処理で高精度な自動応答を実現し、FAQ管理と組み合わせて24時間365日の顧客サポート提供を図る。

　技術的な知識は不要で3ステップでAIチャットボットを導入可能、即座に利用開始できるとのこと。また、チャットボットが顧客対応した内容の履歴も確認でき、ユーザーの入力言語と同じ言語で回答できるという。

チャットボット新規作成

　加えて、直感的なインターフェースで手軽にFAQを登録し管理可能で、カテゴリ別の整理によって効率的な情報管理を図る。

FAQ編集画面（左）とCSVインポート画面（右）

ユーザーの入力言語と同じ言語で回答が可能