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為替変動に振り回されない経営へ。AIで“予約タイミング”を最適化【IVS2025】

 2025年7月2日〜4日に京都で開催中の「IVS2025」。全国からスタートアップが集まり、あちこちで熱い商談が繰り広げられていた。そんな中、ちょっと堅そうなブースに立ち寄ってみたら、為替リスクに悩む企業には見逃せないサービスに出会った。それがトレーダム株式会社だ。

トレーダム株式会社 営業部 末松 創氏

 ここ数年、為替の変動が激しすぎる。あまりの読みづらさに、FXから距離を置くようになった芸能人や著名人もいたりして、「もう素人には無理」という風潮だ。個人だけでなく、企業にとっても為替は“読めないリスク”になっている。

 輸出入を手がける企業では、そうしたリスクを抑えるために「為替予約」を使うのが一般的だ。これは、将来の為替レートをあらかじめ固定しておく契約で、仕入れや売上の変動を事前にコントロールできる仕組み。とはいえ、「いつ・どれだけ予約するか」は簡単じゃない。一歩間違えれば、かえって損失を出すこともある。

 そこで登場するのが、トレーダムの為替予約支援SaaS。

 AIが相場のトレンドを先読みし、「今が予約のタイミングです」と知らせてくれる。さらに、管理やレポートも一括でこなせるため、為替リスク対策を“誰でも、いつでも”実行できる。

「管理ツールだけなら他にもある。でも予測まで含めて一貫してやっているのは、私たちだけ」と語るのは執行役員の津田浩之氏。金融機関では難しいとされる「助言的な立場」を取れる点も、差別化ポイントだという。

 現在は国内の中小〜中堅企業向けに展開中だが、海外展開も見据える。「むしろ、海外の方が直接取引が多く、相性はいいと思います」と将来の拡大にも意欲を見せていた。

※お詫びと訂正:記事初出時、お名前の表記に誤りがありました。記事を訂正してお詫びします。(2025年7月18日)

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