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在庫圧縮や欠品リスク低減を支援 「SmartMat Cloud」に「在庫最適化AIエージェント機能」β版提供開始

 株式会社エスマットは6月19日に、IoT重量計を活用した在庫管理サービス「SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)」において、新機能「在庫最適化AIエージェント機能」β版の提供を開始した。IoT重量計が計測した在庫の使用傾向や時系列パターンをAIが学習し、欠品リスクや在庫圧縮の可能性を自動で検出。タイムリーな提案を現場に提供することで、在庫の最適化を支援する。

 同社によると、企業では「在庫を最適化したい」という考えがありながらも、アナログ管理では在庫の残量や使用推移といったデータが取得できていない、データがあっても「何をもって最適とするか」という基準が曖昧、在庫の中から問題のある品目を人の目で見つけるには限界がある、といった問題があるという。

 今回提供開始する「在庫最適化AIエージェント機能」では、IoTが取得するリアルな在庫データをもとにAIが分析を行い、在庫の変化や問題への気づきを自動化することで現場の判断を支援することを目指しているという。

「在庫最適化AIエージェント機能」は、IoT重量計「スマートマット」上の在庫重量の変化データをもとに、使用パターン・減り方・季節性などをAIが学習。そのうえで、数ある管理商品の中からトレンドの変化や問題のある在庫を日次/週次の頻度で分析して、欠品リスクや過剰リスクから改善判断を要する優先度の高い在庫を抽出し、現場に通知・提案するとのこと。

 また、同機能は、製造現場のユーザーが直感的にAIを活用できる点を特徴にしているという。複雑な操作や専門知識は不要で、AIからの提案を普段使用する画面上で確認・判断するだけで在庫最適化の実現を図るとのこと。高度な分析や問題の抽出はAIが担い、現場担当者は実物の確認と意思決定に集中できるため、業務効率の向上に貢献するという。

 同社では、「スマートマット」の強みであるリアルタイムな在庫データとAIの分析力を組み合わせることで、経験や勘に頼ることなく、常に最適な在庫管理を維持できる世界を目指すとしている。

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