楽曲をパート分けする「ステム抽出」可能に
そして6月3日に、「Song Editor(ソングエディター)」機能が大幅にアップデートされました。その中でも大きいのが「Extract Stems(ステム抽出)」機能です。これは作成した音楽を構成する要素(ステム)に分けてデータを生成してくれる機能です。
生成した曲からステムを抽出したところ「リードボーカル、バックボーカル、ドラム、キーボード、シンセサイザー、その他」の7つのステムに分解されました。曲によって、自動判別し最大12個のステムを抽出することができます。これをダウンロードして、DTMソフトなどに読み込むことで、より細かい調整をすることができます。ただ、ポイント消費は50ポイントと多めです。
これまでも、音声と楽曲とを分離する機能はありましたが、プロ向け用途としても、より高度な使い方ができるようになってきています。
また、ソングエディターでは部分的に修正したりもできるようになりました。
日本語の特に漢字の読み上げを間違えたり、この楽曲でも(1番)や(サビ)といった、読み飛ばしてほしい部分を誤って歌っていたりしていますが、そういう部分を修正することもより容易になりました。もちろん、それぞれを使うたびにポイントが減っていくのですが、完璧な曲に仕上げていくための方法が、複数出てきているのです。
▲Stems Extractを使って生成した『記憶になりたい』のカラオケバージョン
今回は10秒ほどの鼻歌で作っていますが、もっと長く歌っても作っていけますし、パートを生成して組み合わせてリミックスを繰り返していくことで、まったく曲を書けなくても、自分の理想とする曲を作っていくこともできます。
もちろん、歌詞だけ作り、曲はSunoにお任せしていけば、いくらでも曲を作ることができますし、歌詞がなくともインストルメンタルでの作曲もできます。実際、筆者のiPhoneは、そうした曲とそのリミックス曲であふれるようになりました。
曲の完成度は、出来が甘い点やミスがどうしても混じるため、すごくいい曲で60~70点の完成度と感じます。それでも、筆者の場合は他人への公開を前提としておらず、自分個人のニーズを満たす目的で作成している曲ばかりでです。実は、自分のための曲というのがその曲の満足度を上げると感じており、プラス10点ぐらい加算される気持ちです。仕事中にかけておく曲としては十分な品質です。
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