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石川温のPCスマホニュース解説 第238回

ドコモ社長「dアカウント」改善に意欲 住信SBIネット銀の使いやすさに学ぶ姿勢示す

2025年06月03日 07時00分更新

文● 石川温

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買収観測報道で「dアカウント連携」が不安視

 実はこの買収話は29日に日付が変わったタイミングでNHKがスクープとして報道。SNSで一気に拡散していた。

 ただ、この時、SNSでは「NTTドコモのdアカウントと連携したら、住信SBIネット銀行の優れたUI/UXはどうなってしまうのか」という不安の声が相次いだ(参考:ドコモ、住信SBIネット銀買収か 「dアカウント」連携に不安の声)。

 dアカウントに関しては、この連載でも触れたが、特に使い勝手の面で首をかしげることが多い。「ログインしたくとも上手くいかない」「一度、ドコモ回線を解約して、dアカウントを使おうとすると上手くいかない」など、トラブルを訴えるユーザーが相当数いるのだ(参考:NTTドコモ「dアカウント」一から作り直した方がいいのでは )。

 「住信SBIネット銀行の使い勝手は数ある銀行のなかでもトップクラス。その優位性がNTTドコモとくっつくことで、失われるぐらいなら住信SBIネット銀行を解約する」なんて書き込みもあったぐらいだ。

 実際、筆者も住信SBIネット銀行を法人口座で利用している。確かにアプリのデザイン、操作性、が素晴らしく、入金時の通知やメールなども無料も便利だ。法人口座としては他に三井住友銀行と楽天銀行、個人では三菱UFJ銀行、auじぶん銀行、みずほ銀行も利用しているが、それらと比べてダントツで使いやすい。思わず、住信SBIネット銀行の「NEOBANK(BaaSとして他の企業に銀行サービスを提供する仕組み)」でJAL BANKの口座も開設してしまったほどだ。

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