ソフトバンクは6月11日、同社の業務委託先(UFジャパン)から、ソフトバンクおよびワイモバイル契約者の個人情報が流出した可能性があることを公表した。
本件で流出したおそれのある情報は、以下のとおり。クレジットカード情報や口座情報、マイナンバーカードに関する情報などは含まれていない。
●流出した可能性のある情報(概要)
■対象者
・ソフトバンクの携帯電話サービスを契約する個人
・ワイモバイルの携帯電話サービスを契約する個人
■内容
・氏名
・性別
・年齢
・生年月日
・住所
・電話番号
・契約内容(料金プランなど)
・サービスの利用に関する情報
・社内の顧客管理番号 等
流出した可能性のある個人情報の件数は、6月11日時点の判明分だけで13万7156件。さらに、同社の社内システム以外では個人を特定できない情報(顧客番号)のみの流出も16万1132件発生した可能性があるという。
ソフトバンクは本件について、UFジャパンの情報管理体制の不備や、同社協力企業の元従業員による不適切行為などが原因と説明。今後、同社が業務に使用していたPC全台のフォレンジック調査や関係者への聴き取り、警察への相談などを進め、事態の全容解明に努める方針だ。
また、UFジャパン以外の個人情報を取り扱う委託先に対する緊急監査や、個人情報を扱う業務環境の見直しも進めていくとしている。
