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COMPUTEX TAIPEI 2025レポート 第28回

横長のLCDディスプレー「XENEON EDGE 14.5 LCD Touchscreen」も気になる!

デュアルではなく“トリプル”チャンバーのピラーレスケース、CORSAIR新ケースが興味深すぎた

2025年05月23日 09時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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「AIR 5400 MID-TOWER」

 CORSAIRは5月21日、COMPUTEX TAIPEI 2025にてメディア向けセッションを実施し、PCパーツをはじめ、配信・クリエイター向けデバイスブランド「Elgato」や、ゲーミングデバイスの新製品を紹介した。

 今回はその中から、PCパーツとPCケースについて紹介しよう。

デュアルチャンバーではなくトリプルチャンバー
ピラーレスで心配なエアフローに対するCORSAIRの回答

ピラーレスで正面から見ると右側にラジエーターファンが見える

 まず紹介したいのが、PCケース「AIR 5400 MID-TOWER」。マザーボード部分と電源部分を分けるデュアルチャンバーのケースは多く登場しているが、このモデルはさらにCPU、GPU、ストレージ/電源ユニットの各チャンバーを分ける“トリプルチャンバー”を採用している。これにより、エアフローの熱効率を向上させている。

クリアなトレーにより、ビデオカード部分とCPUクーラーのラジエーター部分が分離してある

 もう少し詳しく説明すると、まず電源とマザーボード部分が切り離されているのが、通常のデュアルチャンバーとなる。しかし、AIR 5400 MID-TOWERはビデオカードがあるマザーボード部分と、水冷CPUクーラーのラジエーターがある部分の間を閉じることで、マザーボード部分とラジエーター部分の熱源も切り離しているというわけだ。

底面ファンの周りには、エアトレーを設置

 加えて、ビデオカード下の底面ファンの周りには、エアトレーを設置。これにより、底面ファンからの風がすべてビデオカードにあたるようになってるため、さらに冷却性能を向上している。以上のように、ピラーレスケースで心配されがちな排熱を徹底的に向上させたモデルといえる。

420mmラジエーター搭載可能なFRAME 5000D、ピラーレスケース「FRAME 4500X」が登場

 続いて紹介したいのが、人気の「FRAME 4000D」より少し大型化した「FRAME 5000D」だ。こちらは、少しサイズが大きくなったことで、420mmラジエーターの水冷CPUクーラーが取り付け可能になった。なお、FRAME 4000D同様フルモジュラー形式を採用しており、ツールレスで取り外しが可能なほか、FRAME 4000Dの特徴も受け継いでいる。FRAME 4000Dの特徴については、以下の記事を参照してほしい。

「FRAME 5000D」

前面と底面に合計6基のファンを搭載

背面にもファンがあり、ラジエーターファンを除いて合計7基ファンが設置してあった

“こうだといいな”を多数実現したPCケース「FRAME 4000D」、色々細かく変えられるモジュール式に注目!

 そして、FRAMEシリーズ初となるピラーレスを採用したのが「FRAME 4500X」だ。FRAMEシリーズなので、ピラーレスながらこちらもフルモジュラー形式となっている。また、左サイドから天面にかけて流線的なデザインを採用している。これにより、デザイン的にも一役買いながら、エアフローの向上にもつながっているとのことだ。

FRAMEシリーズ初のピラーレスケース

流線的なデザインが採用されている

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