「ディアブロIV」「ディアブロ イモータル」では、三浦建太郎先生による漫画「ベルセルク」とコラボする。ディアブロIVは5月7日からシーズン8終了時まで、ディアブロ イモータルでは5月2日から5月30日までの期間限定で開催予定だ。
ディアブロIVでは、ベヘリットが登場。エリート・モンスターを倒すことで手に入るベルセルクの聖骨箱で、ベヘリットと引き換えに同作をテーマにしたコスメティックが手に入る。コスメティックは、バーバリアンが「狂戦士の甲冑」、ネクロマンサーが「髑髏の騎士」、ローグが光の鷹など。
加えて、期間限定のショップバンドルでは、乗騎、ペット、トロフィーなどが手に入る。そのほか、Twitchでは乗騎のトロフィー「棘の髑髏とベヘリット」が手に入るDropキャンペーンも開催する。
ディアブロ イモータルでは、ボス戦でゾッドに挑むことができる。また、宝石「真紅のベヘリット」があれば、さらに激しい戦いを開放できるという。加えて、蝕を再現したイベント「生存者の厄災」も開催。モンスターの波状攻撃を退けて、鷹の団を震撼させたいけにえの儀式を耐え抜こう。
そのほか、新たな戦利品として宝石「真紅のベヘリット」「壊れた絆の武装」のほか、ベルセルクをテーマにした武器スキンやゴーレムの使い魔を獲得しよう。ログインボーナスもあり、戦いに参加するだけで無料のコスメティックや紋石、クラス固有武器を獲得できる。
以上のように、ディアブロとベルセルクという激熱なコラボが実施されるわけだが、では実際にどのようなきっかけでコラボが決まったのか、イベントやコスメティックにはどのようなこだわりがあるのだろうか。
今回は、Diablo Immortal Lead ArtistのEmil Salim氏と、Diablo IV Lead ArtistのViviane Kosty氏にインタビューをする機会を得たので紹介しよう。
開発陣に多くのベルセルクファン
ベルセルクとディアブロは共通点が多い
──ディアブロⅣとベルセルクの世界観は、似ているところも少なくないなと感じています。そのため、今回のコラボが実施されたのかなと予想していますが、今回のコラボのキッカケを教えてください。
Emil Salim氏:確かに今回のコラボでどんな作品がいいか開発で話し合う際、一番最初に名前が挙がったのがベルセルクでした。おっしゃるとおり、ベルセルクのストーリーを考えると、ディアブロのベースになっているストーリーととても親和性があるなと僕らは感じています。それは、人が神と悪魔に挟まれる点だったり、それによる葛藤だったりという点です。そのため、このコラボに関しては自然に起こるべくして起きたという感じではないでしょうか。
Viviane Kosty氏:ストーリーの部分や、コンセプトの部分以外にも、このコラボを実現した理由というのがありまして、それはやはりファンベースの話になります。ディアブロⅣとベルセルクのファンは結構かぶっている可能性が高いと考えまして、双方のファンに喜んでいただけるんじゃないかと思ったところもあります。そのうえで、開発陣にもかなりコアなベルセルクのファンがたくさんいましたので、このコラボを実施すると社内で発表した際も、開発陣の中では「おっしゃ!」といった感じで喜んでいました。
──ベルセルクの原作のアートワークについて感心された部分や、海外の方からみてベルセルクの原作やアートワークはどのように映っているのでしょうか?
Viviane Kosty氏:ベルセルクのアートワークは、結構リアル路線のアートに市が合っているなと感じましたし、その世界観でいうと中世時代の甲冑などのアートワークがメインになっていました。ただ、こちらについてもディアブロシリーズでも同じ路線のアートワークだったので、実際にゲームに実装するのは比較的やりやすかった部分になります。ただ、そのうえで注意したのは、ベルセルクのアートワークは特殊なテクスチャになっていたり、ダーク系のテクスチャがよく出ていて、これを実際にディアブロの世界観で起こしたときにどうなるかというところは結構注力しました。そして、いい感じにできたのではないかとも感じています。
Emil Salim氏:アートワークに関しても、かなり開発陣にベルセルクのファンがいまして、このコラボが実現するってなったときも、早くゲームに入れ込みたいとか、ゲーム中にどうなっているのか見てみたいという声が大きかったです。個人的には、三浦先生が描く絵というのがやはり独特な味があるなと感じています。ガッツが感じている感情だったり、苦しみだったりというのが本当に絵を見ればわかるというのがとてもユニークな部分だと思っているので、この部分をどうやってゲーム内に落とし込めるかというのが、自分の気を付けた点になります。また、ベルセルクのチームとも密に連絡を取ってコラボを作っていったという部分も大きいです。
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