3種類はどんなゲームに最適? 実際に使い比べてみた

君の“最適”は滑り? 止め? バランス? プログレードのマウスパッドSteelSeries「QcK Performance」3種比較

2025年04月15日 15時00分更新

文● Okano 編集●八尋/ASCII

SteelSeriesから滑りを重視する「Speed」、コントロールを極める「Control」、そしてその両立を目指した「Balance」という3種類のゲーミングマウスパッドが登場した

 PCゲーマー、特にFPSやMOBAといった競技性の高いタイトルのプレイヤーにとってマウスパッドは単なる「下敷き」ではない。マウスの性能を最大限に引き出し、精密な操作を支える重要な”相棒”だ。

 そのなかでSteelSeries「QcK」シリーズは、手頃な価格である程度のクオリティーを持つ最初の第一歩のゲーミングマウスパッドとして定番化していた。しかし3月21日に発売された「QcK Performance」シリーズはプログレード。つまりプロの使用にも耐えうる質の高さを持った新たな製品といわけだ。

 「QcK Performance」シリーズは、滑りを重視する「Speed」、コントロールを極める「Control」、そしてその両立を目指した「Balance」という、特性の異なる3つの展開で、プレイスタイルに合わせて選ぶことができる。

 結論から述べると、一般プレイヤーとしても「マウスパッドをいいものに買い換えよう」とステップアップしたいユーザーにとって有力な選択肢になり得る、質の高さを感じる完成度となっている。それでは詳しくみていこう。

プログレードの基本性能をチェック

 まず、QcK Performanceシリーズに共通する基本スペックを見ていこう。今回レビューするのはLサイズ(49cm×42cm)だが、デスクを広く覆いたいユーザー向けにXLサイズ(90cm×40cm)も用意されている。価格は3種類共通でLサイズが7200円、XLサイズが8860円だ。

好みがわかれるであろう3種類。タグにどのモデルかが記してある

 厚さは3.5mmであり、従来の「QcK Heavy」に近い厚みで、ある程度のクッション性がある。ベース素材には「超高密度の高級ネオプレンフォーム」を採用しているとのことで、触ってみると確かに高密度でしっかりとした感触がある。安価なマウスパッドにありがちなフニャフニャ感はなく、安定したマウス操作を支えてくれている印象だ。

 裏面は強力なラバーの滑り止めを搭載。机にピッタリとフィットして、激しくマウスを動かしても、パッド自体がズレる心配はほとんどない。エッジ処理はステッチ加工が施されている。耐久性については長期使用してみないと判断できないが、素材自体の品質は高そうだ。

見た目と質感でわかる3つの個性

 さて、ここからが本題の比較だ。3つを並べてみると、見た目にも違いがある。Speedはもっとも光沢感があり、目が細かくフラットな印象。触るとツルツルとした滑らかな感触。Controlは明らかに織り目が粗く、マットな質感。触るとザラっとした抵抗を感じる。Balanceは文字通りSpeedとControlの中間的な見た目。わずかに織り目が見えるが、比較的スムーズで一般的な「マウスパッドのさわり心地」といえる。

 それでは、実際にマウスを使ってそれぞれのパッドの使用感を比較していこう。今回は、定番のテフロンソールを装着したゲーミングマウスを使用し、『VALORANT』や『リーグ・オブ・レジェンド』を中心にテストしてみた。

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