AIを育成して専任アシスタントに 学習するAIチームアシスタント「N‑Note」リリース
トランスエヌ株式会社は4月9日に、学習するAIチームアシスタント「N‑Note」の正式リリースを発表した。戦略コンサルタント監修による議事録生成をはじめ、会議内容に基づくチャット応答やリアルタイム翻訳などを通じて、チームのナレッジを蓄積し活用しながら業務をサポートするという。
「N‑Note」は音声認識モデルおよび大規模言語モデル(LLM)の追加学習によって継続的に進化するという。音声認識モデルに企業独自の用語や略語などをFine-Tuningすることで、音声をより正確に文字に変換。また、LLMが企業独自の用語やコンテクストを学習し、聞き間違いや認識ミスを補正して、より正確なテキストに仕上げるとしている。さらに SFT(教師あり学習)やRLHF(人間のフィードバックを活用した強化学習) などの手法によって、LLMが書くべき内容を取捨選択でき、精緻な議事録を生成するという。
加えて、「N‑Note」がこれまでの会議内容をもとに、ユーザーからの質問に対して情報を検索・分析・要約し、回答するチャットボット機能も備えているとのこと。チーム内でやり取りに対して、“埋もれがちな知見”を「N‑Note」が即座に引き出すサポーターのように機能するとしている。
また「N‑Note」はオープンソースLLMを採用し、 オンプレミス環境や社内ネットワークでのモデル追加学習、運用が可能。これによりクラウドへの依存を排除し、機密情報漏洩のリスクを抑えるとしている。
議事録生成に関しては、同社に在籍する戦略コンサルタント監修により、緻密に設計された生成フローを実現しているとのこと。ディスカッションやインタビューなど、それぞれの会議スタイルに最適化された議事録を作成することができという。



























