スポーツ庁「スポーツエールカンパニー2025+」に認定されるなど、注目を集めているのが東大発ヘルスケアスタートアップのissinだ。同社ではエクササイズやヘルスケアに関するガジェットを展開しており、中でも人気なのが手軽にエクササイズが楽しめる「Smart 5min(スマートファイブミニッツ)」だ。issinは、「スイカゲーム」を開発した程涛氏が立ち上げた企業だ。
手軽かつ飽きないような設計のエクササイズアプリ
「Smart 5min」は、名前のとおり、5分間のエクササイズプログラムトレーニングができるアプリサービス。アプリをダウンロードし、心拍数などの運動強度をモニタリングするスマートバンドを装着するだけで、手軽にトレーニングを開始することができる。
この手軽さは「Smart 5min」の特徴のひとつ。
わずか5分間で、特別な器具や広いスペースを必要としないため、ちょとしたすき間時間でもトレーニングが楽しめる。例えば、朝に行えば1日のパフォーマンス向上に貢献し、昼休憩時に行えばリフレッシュできる。
また、厚生労働省では1日の運動量として「8000歩以上の歩行」を推奨しているが、通勤時に歩くだけではなかなかこの数字に届かない。「Smart 5min」を活用すれば、「1日の推奨運動量に足りない分を補う運動」も手軽に行なえるだろう。
他にも、トレーニングは画面に映るインストラクターの動きに合わせるだけ。エクササイズメニューも、テーマに応じてランダムで生成されるので、難しいことを考える必要がないのも特徴だ。
人気の「スイカゲーム エクササイズ版」を搭載
「Smart 5min」の目立った機能としては、「スイカゲーム」と提携した「スイカゲーム エクササイズ版」を搭載している点が挙げられる。
体の動きに合わせてフルーツを動かし、落としていく仕組みになっており、ゲーム感覚でエクササイズが楽しめる。「Smart 5min」のプロダクト担当である渡辺慎也氏によると、「スイカゲーム エクササイズ版」にハマるユーザーが多いとのことで、エクササイズシーンでもキラーコンテンツになっているようだ。
また、運動レベルの合う仲間とのマッチング機能や、同じプログラムを利用した他ユーザーの心拍数を表示する機能も搭載している。前者は一緒にエクササイズを楽しむことができ、後者は心拍数を基に運動強度を上げていくという「競争心」をかき立てる要素となっている。
渡辺氏によると、「運動は継続して行なうことが重要。しかし、どんなに効果的な運動プログラムでも、自分で選んだり組み合わせたりなど、面倒な操作があると続かない。そのため、毎日のルーティンになるよう、できるだけ手軽かつ飽きないような設計になっている」という。
ユーザーからの評価としては、「長く続けられる」という声が寄せられているほか、「肩こりが直った」「あまり疲れにくくなった」など、日常の中で効果を実感することが多いといった評価を得ているという。
「Smart 5min」は2024年2月のリリース移行、徐々に利用者が増えており、地域イベントなどでの活用も目立っている。渡辺氏は「特にスイカゲーム エクササイズ版は楽しみながらエクササイズができるので多くの人にトライしてもらいたい」と話しており、気になる人はチャレンジしてみるといいだろう。
