Joy-Con2の接続はかなりガッチリ!

「Nintendo Switch 2」正統進化+新機軸でスゲー楽しい!メディア体験会で興奮した“このハードでしか味わえない面白さ”

2025年04月03日 22時00分更新

文● Zenon/ASCII

体験会、行ってきました!

 任天堂は4月3日、Nintendo Switchの後継機「Nintendo Switch 2」(ニンテンドースイッチ2)のメディア向け体験会を開催。2025年6月5日の発売に先駆けてプレイしてきたので、そのレポートをお届けしよう。

本体だけでなく、さまざまな周辺機器の展示も行われていた

●走り続けるレースは新鮮!アイテムで蹴散らす爽快感は◎

 まず向かったのは「マリオカート ワールド」のサバイバルモード体験ブース。本作はシリーズ初のオープンワールドを取り入れ、複数のコースをノンストップで走り続けることに。

 1コースごとに順位を決めて仕切り直すのではなく、低い順位から“足切り”されていくシステム。24人スタートで20位、16位と徐々にハードルが上がっていくので、最後まで残れるかは運もからんでくる。

ゲーム開始時はキャラクターを選んでから車種を選ぶ

6つのコースを順に踏破していく形式。気付けば新たなコースに踏み入れているほど違和感がなかった

ターボドリフトなどの技術を使いつつ高順位を目指すも、足切りされて完走はできず

 ほか、同じコースを3ラップ分走る「グランプリ」も体験。いつも通りの「マリオカート」で今度は高順位を獲得(NPC相手ならね!)。24人が団子状態の序盤にアイテム「スター」を引いて、まとめて蹴散らしたときは非常に爽快だった。

 また、Nintendo Switch 2のJoy-Con取り外しもここで体験。本体側に磁石があり、Joy-Con側は鉄が仕込まれているので、装着時はかなりガッチリ固定される。反面、トリガーを押し込むだけでカポッと外れるので、「強度不足」あるいは「取り外しが面倒」という心配は無用だと感じた。

SL、SRボタン部分に鉄が仕込まれているとのこと。レール式の旧型よりむしろ壊れにくそう

 残念ながら新モード「フリーラン」を体験できるブースはなかった。コースを外れて景色を楽しんだり写真撮影を楽しめるモードらしいが、その詳細は4月17日22時より公開予定の「マリオカートワールドDirect」に期待しよう。

●HD振動の進化に感動 Joy-Conはここまで進化した

 次にプレイしたのは「Nintendo Switch 2 のひみつ展」。同日発売のダウンロード専用ソフトだ。巨大なNintendo Switch 2をテーマパークのように見立てて、さまざまな技術デモを体験できる。

ほかのブースがProコントローラーを使うことが多いなか、Joy-Conに触れる貴重な機会に

 ウワサの新要素であるマウスモードにしてJoy-Conを左右へ動かし鉄球を避けるミニゲームや、花火を打ち上げてHDRとSDRによる「明るさの違い」を確認できるものなどを遊べた。

 なかでも筆者が気に入ったのは、Joy-Conの進化したHD振動を体験できる「強振動探し」。マウスモードにして左右へ動かし、一番強く震える場所を探るというシンプルなものなのだが、振動の段階がかなり細かくて感動した

画面としてはシンプルながら体験としては非常におもしろく、体験時間の3分の1を使ってしまった

Joy-Conを縦に構えるマウスモード。PCのマウスのように操作する

 たとえば、弓を引き絞る感覚や巨大な敵が接近するのを振動で感じたりするのに使えそうだ。これはぜひいろいろなゲームに取り入れてもらいたい機能だと思う。

知れば知るほど面白くなる「ひみつ展」。ローンチタイトルだからこれは買って最初に遊んでおきたい

●ハカイせよ、ドンキーコング!

 完全新作の「ドンキーコング バナンザ」も序盤を体験できた。適当に拳を振るっているとすぐに周囲が「穴ぼこ」だらけになるほど、なんでも壊せるのが本作のウリ。

岩や爆弾を抱えて投げることで、拳で破壊できない壁や敵もぶっこわせる!

 バナナを取り戻すため、地下世界を冒険するドンキーコング。時間が許されるならセカイのすべてを破壊しつくしたい衝動にかられた。めちゃめちゃ楽しい。

何でもない丘を破壊すると、なかに宝箱が埋まってた! これこれ、こういう発見が楽しいのよ

 ストーリーとしては言葉を発する不思議な岩を相棒にして、悪事を働く「ヴォイドカンパニー」からバナナを取り戻すため冒険するという内容。地下へ進むほど景色が変わるというのも斬新でおもしろいと感じた。

●あぁ、時間がたりない!

 体験会ではほかにも「スーパー マリオパーティ ジャンボリー」の追加ソフト「ジャンボリーTV」や、車いすバスケ「Drag×Drive」も体験できた。夏発売としつつも、完成度は高かったので早めに発売するかもしれない。

 任天堂タイトル以外では、「ストリートファイター6」「ホグワーツ・レガシー」「龍が如く0」「サイバーパンク2077」など、「え、これがSwitchで遊べるんですか!?」というラインアップが試遊可能に。ほかのプラットフォームと比べても遜色ないグラフィックで、非常に快適に動いていた。Nintendo Switchの欠点だったグラフィック性能の低さが克服された瞬間である

スマホ開発から据え置き向けに開発転向したKONAMIの「シャインポスト Be Your アイドル!」も試遊台が用意

 残念ながら2時間という時間制限があったため、すべてを回ることは不可能。待ち時間にほかのプレイヤーが遊んでいるモニターを眺めていたところ、「Nintendo Switch 2 Edition」と銘打ったタイトル群は軒並み“高fpsかつ美しいビジュアル”で動いているように見えたし、「Nintendo Switch 2 カメラ」を用いたゲームで非常に盛り上がっているインフルエンサーのグループも見かけた。

 2025年4月26日、27日には「Nintendo Switch 2 体験会 TOKYO」が開催される。恐らく同じタイトルが遊べるようになると思うので、参加できる人はどれを遊ぶかの参考にしてくれれば幸いだ。

 正統進化+新機軸の遊び方ができる「Nintendo Switch 2」。“このハードでしか味わえない面白さ”がある点は非常に強く、ハード性能の強化により続々とサードパーティ製のタイトルが参戦するのは大きい。はっきり言ってスキのない布陣だと言えるだろう。個人的には価格も安くて言うことなし。

 発売日は6月5日ともうしばらく先だが、今回の体験会に参加して今すぐにでも欲しくなった。あとは抽選販売で当たるのを祈るばかりである。

 
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