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「NEC NeoFace Monitor パッケージ版 V8」

VDI環境との連携も強化、NECが顔認証PCセキュリティソフトの最新版

2025年03月31日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 NECは2025年3月31日、顔認証PCセキュリティソフトウェアの最新バージョンとなる「NeoFace Monitor パッケージ版 V8」を発表した。VDI(仮想デスクトップ)環境との連携強化、API連携強化などの機能強化がなされている。4月中旬から受注/提供を開始する。

「NeoFace Monitor パッケージ版 V8」では、VDI環境との連携で新たな顔認証ログオン方式を追加した

 NeoFace Monitorは、高い認識精度を持つNECの顔認証エンジンを用いて、PCのOSログオン/ロック解除/業務アプリケーションへの代行認証などを行うWindows端末向けのセキュリティ製品。導入形態に合わせてパッケージ版とクラウド版を提供しており、今回はパッケージ版の最新バージョン(V8)となる(クラウド版の最新バージョンは2024年8月発表のR1.5)。

 最新版ではまず、VDI環境との連携強化が図られた。VDI環境への顔認証ログオンの方式として、手元端末(PC)とVDI環境の両方にNeoFace Monitorをインストールし、手元端末側での顔認証結果を用いてVDIに自動ログオンする方式が新たに利用できるようになった。

 また、1台の手元端末から複数のVDI環境に同時接続するマルチセッション環境でも、顔認証をそれぞれに順次行う仕組みで、顔認証が利用可能になった。

 さらに、アプリケーションログイン代行認証機能では、新たにSkyの「SKYDIV」、Microsoftの「Azure Virtual Desktop」、インターネット分離ソリューションであるJ's Communicationの「SCVX」に対応した。

VDI環境連携における従来方式(3つ)と、今回追加された新方式(右下)の違い

複数のVDIへのマルチセッション環境でも顔認証が利用可能に

 API連携においては、新たに「API連携キットG3」がリリースされ、機能が強化された。オフライン時の顔認証に用いる端末内キャッシュデータ(顔情報)の有効期限設定や、キャッシュするユーザー数の設定が追加されたほか、認証処理が失敗した際のエラーコードが細分化されて失敗原因が追跡しやすくなった。

 なお、API連携キットG3ではライセンス体系も見直され、「API利用者向けライセンス」の追加購入が不要(NeoFace Monitor パッケージ版 V8に同梱)となった。これにより、顔認証を業務システムで利用しやすくなったとしている。

 そのほか、NeoFace Monitorソフトウェアの上書きアップデートへの対応(旧版アンインストール不要)、管理者の操作ログ出力対応といった機能強化点がある。

 NeoFace Monitor パッケージ版 V8の希望小売価格(税抜)は、ソフトウェアが1200円、クライアント用ライセンスが1台あたり1万6500円から、保守パックが1台あたり年額2600円から。なお10/100/1000/1万台のボリュームライセンスパックも用意している。

※お詫びと訂正:初出時、クライアント用ライセンスおよび保守パックの価格を「月額」と表記していましたが、正しくは上記のとおりです(クライアント用ライセンスは買い切り型、保守パックは年額)。お詫びのうえ訂正いたします。(2025年3月31日 17時30分 編集部)

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