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篠原修司のアップルうわさ情報局 第2232回

おなじみクオ氏の予測

アップル折りたたみiPhone、液体金属ヒンジ採用で折り目ジワほぼなし?

2025年03月24日 20時00分更新

文● 篠原修司

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 アップルが開発中の折りたたみiPhoneは、耐久性を向上させ、かつ画面の折り目ジワをなくすために液体金属をヒンジに使用する計画だという。アップル関連の著名アナリスト、ミンチー・クオ氏が3月21日にXで伝えた。

 同氏によると、アップルは折りたたみデバイスのよくある問題に対処するため、溶かした金属を金型に高速&高圧で注入して成形するダイカスト製法で製造した液体金属を重要な部品の素材として選んだという。

 この選択により画面がより平らになり、通常の折りたたみディスプレーに発生する折り目のシワを最小限に抑えることができるという。

 クオ氏は「アップルはこれまでSIMピンなどの小さい部品に液体金属を使用してきたが、折りたたみiPhoneでは重要な機械部品に同素材を初めて大規模に採用することになる」と伝えている。

 液体金属の独占的サプライヤーには中国メーカーのドングアン・エオンテック(Dongguan EonTec)が選ばれる見込みだという。

 これまでのうわさによると、アップルの折りたたみiPhoneは画面展開時に7.8インチのメインディスプレー、折りたたみ時に5.5インチのカバーディスプレーを備えるとされている。このデバイスは縦に開くクラムシェル型ではなく、サムスンの「Galaxy Z Fold」のように横に開くスタイルのデザインを採用するとみられている。

 量産は2026年第4四半期に開始される見込みで、発売は2026年後半か2027年初めになる可能性が高いという。

   

筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
ブログ:デジタルマガジン

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