
参考写真 Jonas Leupe | Unsplash
アップルが開発中の折りたたみiPhoneは、耐久性を向上させ、かつ画面の折り目ジワをなくすために液体金属をヒンジに使用する計画だという。アップル関連の著名アナリスト、ミンチー・クオ氏が3月21日にXで伝えた。
同氏によると、アップルは折りたたみデバイスのよくある問題に対処するため、溶かした金属を金型に高速&高圧で注入して成形するダイカスト製法で製造した液体金属を重要な部品の素材として選んだという。
この選択により画面がより平らになり、通常の折りたたみディスプレーに発生する折り目のシワを最小限に抑えることができるという。
クオ氏は「アップルはこれまでSIMピンなどの小さい部品に液体金属を使用してきたが、折りたたみiPhoneでは重要な機械部品に同素材を初めて大規模に採用することになる」と伝えている。
液体金属の独占的サプライヤーには中国メーカーのドングアン・エオンテック(Dongguan EonTec)が選ばれる見込みだという。
これまでのうわさによると、アップルの折りたたみiPhoneは画面展開時に7.8インチのメインディスプレー、折りたたみ時に5.5インチのカバーディスプレーを備えるとされている。このデバイスは縦に開くクラムシェル型ではなく、サムスンの「Galaxy Z Fold」のように横に開くスタイルのデザインを採用するとみられている。
量産は2026年第4四半期に開始される見込みで、発売は2026年後半か2027年初めになる可能性が高いという。
Dongguan EonTec is poised to benefit significantly from the widespread adoption of liquid metal in the hinges of the upcoming foldable iPhone. According to recent industry research, Apple is focused on improving durability, enhancing screen flatness, and minimizing crease marks… https://t.co/KsGu49JXkP
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) March 21, 2025

この連載の記事
-
第2233回
iPhone
アップル折りたたみiPhone、薄型デザインでも長寿命バッテリーに? -
第2231回
iPhone
アップル、折りたたみ「iPad Pro」にディスプレー内蔵型Face ID搭載か -
第2230回
iPhone
アップル「iOS 19」インタフェースを大幅刷新か -
第2229回
iPhone
アップル、「AirPods」にリアルタイム翻訳機能を追加か -
第2228回
iPhone
アップル、ディスプレー付き「HomePod」WWDC後に量産か -
第2227回
iPhone
アップル新型iPad「C1モデム」非搭載か -
第2226回
iPhone
アップル「iPhone 17 Air」厚さ以外は「iPhone 17 Pro Max」と同じサイズに? -
第2225回
iPhone
アップル「iPhone 17 Pro Max」バッテリー大型化で厚くなる? -
第2224回
iPhone
アップル新型「Studio Display」2026年に発売延期? -
第2223回
iPhone
アップル「iPhone 17」独自Wi-Fi 7チップを全モデルに搭載か - この連載の一覧へ