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2025年の新生活、これを買えば絶対幸せになれる! 新生活 推しガジェットAWARD 第11回

サンワダイレクト「400-MAWB216」シリーズ

薄さわずか0.9cm台、笑えるくらい小さい多機能型モバイルマウス

2025年03月14日 17時15分更新

文● 南田/ASCII 編集●ASCII 撮影●高橋智

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400-MAWB216シリーズのメリットとデメリット

メリット1:見た目で驚く超小型。カバーでサイズを調整可能

一瞬「食玩? ガシャポンのガジェットフィギュア?」と思えるサイズです

 まず手に取った瞬間、目を見張るのが驚異的な小ささ。厚さはなんと0.9cm以下で重量は15g。食玩のようなサイズ感です。これまで、超小型マウスは「使いにくそう」という先入観がありましたが、「400-MAWB216」シリーズはサイズに反して非常に使いやすいのが驚きです。

 使いやすさに貢献するのが、付属のシリコンカバーによるサイズ調整機能。マウスにカバーを装着することで、奥行が約3.6cmから約5.2cmまで拡大。わずか1.6cmの差ですが、この差が実に大きいのです。指の当たり具合や持ちやすさを改善でき、操作に違和感もなし。しかも、付属の2.4GHz接続用ドングルをカバー底面に格納できます。

付属のシリコンカバーで、奥行が約3.6cmから約5.2cmまで拡大

カバー未装着と装着時のわずか1.6cmの差が、操作性に大きく影響します。驚くほどポインター操作が安定

付属の2.4GHz接続用ドングルは、シリコンカバー底面に格納できます

メリット2:極小なのに3台の機器で接続先を切り替えて使えちゃう

 今時のマウスは、接続先を切り替えて複数機器で共用できるのがトレンド。「400-MAWB216」シリーズは、こんなに小さいのにBluetoothと2.4GHz無線接続の両方に対応、最大で3台の機器で切り替えて活用できます。

 底面の物理スイッチで即座に接続方式と接続先を切り替えられるのがストレスフリー。もちろん、WindowsでもMacでもAndroidでも、iPadでもiPhoneでも、Chrome OSでも使えます。

底面に電源オンオフスイッチ、接続先切り替えスイッチ、ペアリングボタン、DPI(感度)切り替えボタンを配置

メリット3:なんとスクロール操作もホイールクリック操作も可能

 記事前半で「意外すぎる使いやすさに驚く」と書きましたが、その理由のひとつはカバーによるサイズ調整に加えて、マウス本来の機能でもあるホイールスクロール操作とホイールクリック操作が可能なこと。

操作に慣れは必要ですが、左右ボタン中央の「Mボタン」を押しながらマウス本体を前後に移動させるとスクロール操作が可能

 ホイール操作は少し独特です。左右ボタン間にあるMボタン(マジックホイールボタン)を押し、マウスを前後に移動させることでスクロール操作が可能。さらに、左右ボタンの同時押し、もしくは左右いずれかのボタン+Mボタンクリックで、ホイールクリック機能も使えます。超小型なのに機能の妥協がないのはうれしいですね!

 カーソルスピードは、背面のDPI(感度切り替え)ボタンで1000/1600/2400DPIに切り替え可能。電源も物理スイッチでオンオフできるので「取り出したら電池切れ」という事態も避けられます。ここまで文句をつけるポイントがない超小型マウスは珍しいと思います。

 充電端子はUSB Type-C。連続動作時間は約28時間です。持ち歩くスマホやPCとUSB-Cケーブルを共用するとさらに荷物が減らせますが、残念ながらUCB PD充電は非対応。C to Cケーブルによっては充電できない場合があるのでご注意ください。

購入時に注意したい2つの側面

画面スクロール操作は慣れる必要がある

 ただし、購入前にいくつか注意点があります。画面スクロールに関しては少し慣れが必要です。スクロールスピードを3段階で調整できますが、本体が小さいため移動幅が大きく、スクロールが爆速になりがち。繊細なスクロール操作を求める場面では、タッチパッド操作に軍配が上がります。

長時間の操作には向かない。相棒というより助っ人

 超小型マウスならではのデメリットとして、長時間の使用には向かない点も挙げられます。手首に負担がかかりやすく長時間操作はかなり苦手。出先作業や会議、出張などでのリリーフ的な使い方がベストです。

 サイドボタンをよく使う人も違和感を感じるかもしれません。デスクワークでは普段使いのマウスを活用しつつ、外出時やスペースが限られた場所で使う「助っ人」として活用しましょう。

一般的なマウスとのサイズの差は画像のようなイメージ。カバーで本体サイズを拡大しても常用は厳しいかも

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