このページの本文へ

あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2025 第21回

【こりゃ便利】充電ケースで操作できるJBLの完全ワイヤレスがやっぱりイイ!

2025年03月09日 17時00分更新

文● 市川/ASCII 編集⚫︎ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

JBL Tour Pro 3のメリットとデメリット

メリット1:ケースにタッチパネルがついた革新的完全ワイヤレス、設定変更だけにスマホを取り出さなくて済む

 Tour Pro 3の最大の特徴は、なんといっても充電ケースに搭載されたタッチパネルでしょう。タッチパネルを搭載するJBLの完全ワイヤレスイヤホンは、これが初というわけではないですが、Tour Pro 3は前モデル(Tour Pro 2)に比べてそのサイズが約29%大きくなりました。さらに操作しやすくなっています。

 タッチパネル上には、壁紙などに加えて、機器の情報や設定を変えるためのメニューが表示できます。音量調整はもちろん、楽曲の選択、ノイズキャンセリングのオン/オフ、外音取り込みモードの切り替えなどができるので、イヤホンを装着したまま、スマホを取り出すことなく、手軽に設定を変更可能です。

 加えてTour Pro 3では「待ち受け画面でのバッテリー状態表示」「アルバム名と楽曲名の表示」「電話入電時連絡先表示」も可能です。バッテリー状態表示は、バッテリーの減り具合が一目で可視化されるので意外と嬉しい追加機能だと思います。

 ちょっとした設定を変更するために、ポケットからスマホを取り出して、アプリを起動して、深い階層のメニューをたどるといった手間が省け、先の外出でもストレスなく音楽を楽しめます。パネルの反応も非常にスムーズなタッチで、操作性に関しては非常に優れていた印象です。

メリット2:JBLならではの高音質、低音もリッチだし、ワイドレンジで心地いい音色

 音質に関しても、期待を裏切らないと個人的に感じました。JBLならではのリッチな低音は音楽に厚みと迫力を与え、ライブ会場にいるかのような臨場感を味わえます。

 それでいて、高音域もクリアで伸びがあり、ボーカルや楽器の繊細なニュアンスまでしっかりと表現。ワイドレンジで心地よいサウンドは、ジャンルを問わず、あらゆる音楽を最高のクオリティで楽しませてくれます。とくに、ロックやポップス、EDMなどの低音が重視される音楽との相性は抜群でした。

 なんでもJBL初の「バランスドアーマチュアドライバー」+「10mmダイナミックドライバー」のデュアルドライバー搭載しており、低音~中音域~高音域まで幅広いサウンドできるようです。

メリット3:トランスミッター機能付きで、友達がいればみんなで音楽を楽しめる

 Tour Pro 3には、充電ケースをトランスミッターとして使用できるユニークな機能が搭載されています。

 トランスミッタ―機能は、ケースのオーディオジャックから有線で接続した音楽プレーヤーやテレビ、モニターの音声をほかのBluetoothイヤホンやヘッドホンに送信できます。

 たとえば音の出せない飛行機内の映画をTour Pro 3とつないで楽観賞したり、自宅のテレビにつないで夜中でも迫力あるサウンドを大画面で楽しめます。

 有線で直接つながなくていいので、コードを気にする必要もないですし、好きな姿勢で音声を楽しめるのは中々便利ですよ。

購入時に注意したい2つの側面

充電ケースは大きめ

 ケース自体は若干大きめです。また、厚みもあるので携帯性を重視する人にとっては、かさばると感じるかもしれません。カバンなどに入れて持ち運ぶ分には大きな問題にはなりませんが、ポケットなどに入れて持ち運び、何かあればケースを取り出してタッチですぐ操作したいという人もいるでしょう。

 ピッタリとしたジーンズなどをはいている場合は、イヤホンの部分がポコっと飛び出したりしてしまうので、注意が必要です。

 もちろんこの大きさは大画面のタッチパネルや容量の大きな充電池を搭載するためには必要なことなので、メリットとデメリットのトレードオフにはなるのですが。

特定の操作のみアプリでないと設定できず

 イヤホンのタップ操作のカスタマイズなどはタッチパネル上では変更できませんでした。実際に使用してみると、スマホのアプリ上でしかカスタマイズできない機能もありました。本体のタッチパネル上ですべての操作ができるようになればより良いと思う面もあります。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン