グーグルが、GmailにおけるSMS認証の廃止とQRコード認証への切り替えを検討していることが2月23日、わかった。米フォーブス誌が報じている。
グーグルの広報担当者ロス・リッヘンドルファー氏は同誌の取材に対し、「パスキーなどを使ってパスワードを廃止したいのと同じように、認証にSMSを送信することもやめたいのです」と発言。その上で、今後数ヵ月間かけて、QRコードなどを活用した新たな認証方式の導入を検討していることを明らかにした。
同氏はあわせて、SMS認証にはフィッシング攻撃に対する弱さや、ユーザーがコードを受信する端末にアクセスできない場合があること、通信事業者のセキュリティ対策に依存していることなど、複数の課題があると指摘。SMS認証からQRコード等への切り替えは、こうした課題を改善し、安全性の向上に繋がるとしている。
なお、2月26日現在、本件についてグーグルから公式な情報はなく、具体的な導入時期は明かされていない。
