新卒採用の売り手市場が続く中、企業各社は採用方法に工夫を凝らし、人材確保に努めているようだ。クラウド/サーバー事業を提供するビヨンドは、2026年卒向けの新卒採用において「バーチャル面接」を導入し、先入観を排除して内面を重視した面接を実施している。
同社では、これまでも「オンラインゲームを利用した会社説明会」や「ゲーム型採用コンテンツ」など、ユニークな採用手法を取り入れてきた。今回導入したバーチャル面接は、アバターを使って顔を隠したまま、実際に顔を合わせることなく行う。就活生の情報も最低限に抑えられ、求職者から得る情報は、ニックネームとメールアドレスのみだ。面接でも、学校名や性別、年齢が質問されることはなく、パーソナルな情報や学歴などのバイアスをかけずに、内面を重視した面接が進められる。
面接官は、ビヨンド公式キャラクターの「鯖乃ミル」が務める。「鯖乃ミル」は、水色のショートヘアに黄色のパーカー、ショートパンツの女の子であり、堅苦しさがなくリラックスした雰囲気で面接が進められる。また、就活生は独自のアバターを用意することで、新しい技術への情報収集力やセンスが問われる。
2026年卒向けのバーチャル面接のエントリーは、2025年3月31日まで受け付けている。応募者は自己PR動画を提出し、Zoomでのバーチャル面接を経て最終面接へ進む。詳しくは同社の採用サイトを確認してほしい。
