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AIチャットボットやRAG、予測推論、アプリ生成までパートナーサービスが勢揃い

1000本ノックでイメージつかめ!AIを手軽に試せるkintoneとの組み合わせ

2025年01月07日 10時30分更新

文● 柳谷智宣 編集● 福澤/TECH.ASCII.jp

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ユースケース5:小売業の注文書をテキスト化し、受注管理アプリに登録(AI-OCR)

顧客からメールやファックスで注文書が届くが、会社に確認しに行って、エクセルに転記する作業が大変。

これが「kintone×AI」で↓

kintoneとAI-OCRを連携させれば、メールやFAXなどの注文書をAI-OCRが取り込んで、受注情報を管理しているkintoneアプリに取り込んでくれる。データ入力業務が効率化され、kintoneで取り込んだデータを活用できるようになる。

 K&Iソリューションズの「AI-OCR プラグイン for kintone」で、実際の紙をkintoneに登録して、情報を自動で取り込むデモが行われた。手軽にデータ化できるのは便利だ。

Cybozu Daysに出展の関連パートナーサービス:
・富士フイルムビジネスイノベーションジャパン「ApeosPlus desola」
・JBアドバンスト・テクノロジー「ATTAZoo AI-OCRパック」
・バーズ情報科学研究所「mojula for kintone」
・福島コンピューターシステム「モジトリ」
・k&iソリューションズ「AI-OCR プラグイン for kintone」

こんなしわくちゃの紙も読み込める

ユースケース6:営業での商談分析、kintoneへの商談情報の登録(音声解析・文字起こし)

最近、営業のマネージャーになったけれど、若手の教育に困っている。商談のアドバイスをしたいが、それぞれの案件に同席するわけにもいかず、議事録も書いてないからどうしようもない。

これが「kintone×AI」で↓

AIに商談に同席してもらい議事録を書いてもらえばいい。商談に対して助言をもらうこともできる。AIが分析したデータをもとに、マネージャーがみんなにアドバイスできるし、kintoneに商談情報が一元管理できるのもいいね。

 Umee Technologiesの「Front Agent」によるデモでは、文字起こしから議事録はもちろん、要約も書いてくれる様子やキーワードからワンクリックで発言に飛ぶ様子が紹介された。

Cybozu Daysに出展の関連パートナーサービス:
・Umee Technologies「Front Agent」
・KDDIウェブコミュニケーションズ「V Call プラグイン for kintone」
・ソースネクスト「AutoMemo」

手間のかかる議事録作成はAIにおまかせ

ユースケース7:現場メンバーがほしいアプリを手軽に作れる(アプリ生成)

kintoneアプリを作りたいけれど、ノーコードで作れるとはいえ、いいアプリを作るのにはコツが必要だよね。

これが「kintone×AI」で↓

AIに「こんな機能が欲しい」と伝えるだけで、代わりにアプリを作成してくれる。kintoneアプリの作成が苦手な人でも、どんどん作ることができるし、活用がどんどん進めば、kintoneの費用対効果もアップする。

 ショーケース「Associate AI HUB for kintone」のデモでは、苦情を記録するアプリの作成を音声で指示する様子が紹介された。もちろん、テキストで指示することもできる。

Cybozu Daysに出展の関連パートナーサービス:
・リコージャパン「RICHO kintone plus」
・ソウルウェア「レポトン」
・ノベルワークス「REQXIGN Ai for kintone」
・ショーケース「Associate AI HUB for kintone」

音声で指示してkintoneアプリを作成してもらえる時代が来た

ユースケース8:現場メンバーが連携サービスを手軽に設定(設定支援)

kintoneや連携サービスを使いたいけれど、それらの設定を勉強するのは大変そうだし、時間もないので困る。

これが「kintone×AI」で↓

AIが設定を支援してくれるサービスが増えている。設定の操作を完璧に覚える必要がなく、皆がやりたいことを自主的に実現できるようになる。

 kintoneからメール送信するサービスでは本文を生成してくれ、ウェブフォームを作成するサービスでは用途を入れるとアンケートフォームを生成してくれる。複雑なRPAの設定や、検索のためのクエリを生成してくれるサービスもある。

Cybozu Daysに出展の関連パートナーサービス:
・トヨクモ「kMailer」
・C-RISE「CloudBOT」
・オプロ「帳票DX for kintone」
・CData Software Japan「CData Connect Cloud」
・UiPath「UiPath」
・トライコーン「クライゼル」
・オープン「BizRobo!AI Apps」

AIが設定を支援してくれるので、使い勝手が向上する

kintoneとAIを組み合わせは“ライトに試せる”ことがメリット

 最後に、“kintone×AI”の導入や活用をサポートするパートナーが紹介された。そもそも何をやるべきか、あるいはどのサービスをどう組み合わせるかに迷っている人は、相談してみよう。

Cybozu Daysに出展のkintone×AI導入・活用を支援するパートナー:
・マーブル
・ニックス
・ノベルワークス
・ネオス
・アクアビット
・クオリカ
・ワークスアイディ

 さまざまなユースケースが紹介されたが、kintoneとAIの組み合わせは、何より“ライトに試せる”ことがメリット。そして、エコシステムパートナーから多様なAI機能が提供されている。

 松尾氏は、「あくまで“AIはきっかけ”です。AIの導入が目的になってる方も多いですが、本来の目的は会社の課題を解決することなはずです。気軽に導入できるkintoneとAIの組み合わせが、課題解決のきっかけになると嬉しいです」と締めくくった。

AIはきっかけ。導入を目的とせず、会社の課題を解決しよう

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