様々なタブレットが販売されていますが、HONORの「HONOR Pad 9 Pro」は紙のような目にやさしい見た目と書き心地を両立したディスプレーを採用しています。手頃なサイズであることからも、中国では学生にも人気になっているとのこと。
名前からディスプレーサイズは9型と思われるかもしれませんが、実際は12.1型と十分な大きさで、リフレッシュレートは144Hz。解像度も2560×1600ドットと十分です。チップセットはMediaTekのDimensity 8100。セルラー通信は非対応で、Wi-Fiモデルのみが販売されています。バッテリーは10050mAh、35W充電に対応します。
本体サイズは約277×178.95×6.64mm、重量は589g。スタイラスペンは充電式で、本体上部にマグネットで貼り付けられて、無線充電が可能です。背面を撮り忘れましたがリアカメラは1300万画素、フロントカメラは500万画素です。
スタイラス「Magic Pencil」はHONORの他のタブレットと共通で使用可能で、4096階調の筆圧に対応します。本体先は硬質ゴムですが画面へのタッチ具合は悪くなく、滑るように手書きができます。重量は17.4g。バッテリー容量は非公開ですが45分の充電で10時間の連続使用が可能です。
実際に手書きしてみました。スタイラスを使った手書きは快適です。またディスプレーは反射グレアを最小限に抑えるため、長時間見ていても目が疲れにくいようです。タブレットを使って絵やイラストを書く用途にも向いているでしょう。
登場時の価格は2499元(約5万4000円)ですが、2024年12月時点では2099元(約4万5000円)で販売中です。グローバルではチップセットとバッテリー容量の低い「HONOR Pad 9」が2023年に発売されました。グローバル向け後継機の登場も期待したいですね。
ところで、同じペーパーライクディスプレー搭載のタブレットは、ファーウェイが2023年に「MatePad 11.5-inch PaperMatte Edition」を発売しています。現在も購入可能です。HONORの製品を見たときに、両者は同じものかと思いましたが、ディスプレーサイズが異なります。
紙のようなディスプレーはTCLが「NXTPAPER」を製品化しており、海外ではタブレットも出ています。Eラーニングの普及でタブレットを低学年の学生が使うことが当たり前になったので、今後このようなディスプレー搭載タブレットのバリエーションが増えそうです。

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